住友金属混声合唱団 全日本合唱コンクール全国大会で24年連続金賞受賞

2010/11/22

  • 住友金属工業株式会社

1.全国大会で24年連続金賞受賞
住友金属混声合唱団(団長:副社長 小塚修一郎)は、11月21日(日)に兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール(西宮市)で開催された第63回全日本合唱コンクール全国大会職場の部で、金賞を受賞しました。
住友金属混声合唱団の金賞受賞は24年連続(1987年~2010年)、通算28回目です。金賞24回連続受賞は職場の部での新記録です。また、この結果2011年11月に青森市で行われる第64回全日本合唱コンクール全国大会職場の部の出場権を獲得しました。

2.演奏曲

  課題曲:「おお、偉大な神秘よ(O magnum mysterium)」(作曲:ピエール・ヴィレット)
   処女マリアから誕生したイエス・キリストの神秘と、その聖母マリアを讃える祈りの曲です。美しく親しみやすいメロディですが、歌いこなすのは、大変難しい曲です。ヴィレットは、1926年生まれのフランスの作曲家です。
  自由曲:「悲しみの聖母(Stabat Mater)」(作曲:ヨーゼフ・カライ) 
 

 十字架に打ちつけられ、槍で脇腹を刺し貫かれて最後を遂げたキリストの足元に立ちすくむマリア。その劇的な情景が音の掛け合いや不協和音で表現され、刑を見守る群衆の囁きや祈りの言葉までも織り込まれたドラマチックな構成の作品です。カライは1927年ブダペスト出身、ヴィレット同様に現代の作曲家です。

 

 今年は、課題曲の「生誕」と自由曲の「死」という対極のテーマを、いかに表現したら感動的に演奏できるかが課題でした。課題曲は神秘的な「生」を、複数の声部が静かに美しく主張し、清廉で幸せに満ちた世界を表現しました。自由曲は、聖母マリアの悲しみと嘆きを、言葉や音で芝居を演じるように歌い、身体の中から祈りがあふれるように演奏しました。


3.住友金属混声合唱団について
1947年、大阪にある製鋼所の混声合唱同好会と尼崎の鋼管製造所(現在の特殊管事業所)の泉友会コーラス部を統合し、扶桑金属混声合唱団としたのが創立です。1952年、現在の「住友金属混声合唱団」の名称となりました。

 全日本合唱コンクール全国大会には通算41回出場。本年まで24年連続で金賞を受賞しました。通算28回目の金賞受賞です。
住友金属混声合唱団は、ほぼ4年に1度、大阪でリサイタルを行ってきました。最近のリサイタルでは地元の中学生をご招待し、好評をいただいています。ほかにも、東京、鹿島、和歌山、小倉の各事業所所在地でも演奏会を開催しています。また、島根県隠岐島や福島県郡山市からお招きを受け演奏会に出演。活動の場を広げています。
2004年9月には、中国上海市の上海大劇院で、大阪市と上海市の友好都市提携30周年記念事業として開催された「ジャパンハーモニー・上海」に、大阪市からのご要請を受けて参加しました。ご来場いただいた中国の方々、現地の日本人の方々、専門家から高い評価をいただき、日中の文化交流に寄与することができました。
来年は、大阪と東京でリサイタルを開催します。6月26日(日)に、大阪市のザ・シンフォニーホールで、7月18日(祝)には東京都中央区の晴海トリトンスクエア内にある第一生命ホールでの開催です。

以 上

 

<参考>全日本合唱コンクールの賞について

コンクールは、5つの部(中学・高校・大学・職場・一般)で行われます。住友金属混声合唱団が出場したのは職場の部です。今年の職場の部には住友金属を含めて11団体が出場しました。
金賞は、9人の審査員が、各部ごとに採点し、総合評価が一定水準を超えた団体に与えられます。




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