和歌山製鉄所 新第1高炉火入れについて

2009/07/16

  • 住友金属工業株式会社

当社は、明日、和歌山製鉄所 新第1高炉の火入れを行います。これにより、和歌山製鉄所では、上工程更新投資(第I期)および地域環境保全投資が完了することになります。
新第1高炉は、7月11日に吹き止めた第4高炉からのスイッチになります。第4高炉の稼働日数は10,001日(約27年4ヵ月)の世界新記録となりました。

1.新第1高炉建設の概要
(1) 建設費用 : 510億円
(2) 工期   : 2006年11月~2009年7月
(3) 能力   : 7,500トン/日
(4) 炉内容積 : 3,700
(5) 炉床径  : 12.5m
(6) 羽口数  : 34
(7) 出銑口数 : 4

2.新第1高炉の特長
(1)炉命をのばす工夫
鹿島製鉄所 第1高炉と同様に、永年の操業で培った炉体維持技術と解析技術を駆使した設計で、25年以上の炉命を計画しています。
(2)生産能力の増加
新第1高炉の炉内容積は3,700 です。第4高炉(炉内容積2,700 )との切り替えにより、和歌山製鉄所の粗鋼生産能力は450万トン/年となります。

3.和歌山製鉄所上工程更新投資の概要
新第1高炉建設(2009年7月稼働)、新第1コークス炉建設(2009年5月稼働)、焼結設備増強(2009年1月稼働)を柱とした上工程更新投資、コークス乾式消火設備(CDQ)増強などの地域環境保全投資を実施しました。(投資総額:1,600億円)。

一昨年10月、稼動中の第5高炉の更新として新第2高炉の建設(2012年度下期稼働予定)を決定しました。新第1高炉と同仕様の双子高炉で、操業ノウハウや予備の部品を共有することで、安定操業とコスト削減を実現します。あわせて製鋼設備の増強も実施します(投資総額:1,150億円)。

これらの一連の投資により、粗鋼生産能力520万トン/年をベースとした生産体制を確立し、地域とともに栄える製鉄所を実現します。

以 上

 

<参 考>
1.新第1高炉火入れ式について
(1) 日時  : 2009年7月17日(金)10:00~
(2) 祭主  : 当社 専務執行役員 和歌山製鉄所長 田中丸 和男
(3) 出席者 : 和歌山県知事、和歌山市長、施工関係各社代表、労働組合代表、関係会社代表、
          当社 会長・社長以下役員約200人

2. 第4高炉吹き止めについて
(1) 日程  : 2009年7月11日
(2) 主な記録: 稼働日数 10,001日(約27年4ヵ月)
累計出銑量 47,169,321トン

和歌山製鉄所 新第1高炉


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