2009年度入社式の件

2009/04/01

  • 住友金属工業株式会社

1.入社式概要(総合グループ)
(1)日 時:2009年4月1日(水)11:30 ~ 11:45
(2)場 所:大阪本社 12階中会議室
(3)出席者:社長、本部副社長、戸﨑副社長、今井副社長、小塚副社長、堀田常務、人事室長

2.新入社員数(総合グループ)


(参考)基幹グループ 255名

3.社長挨拶の内容要約

(1)はじめに 
新入社員の皆さん、入社本当におめでとうございます。心から歓迎したいと思います。今日、住友金属の将来を担ってくれるであろう87人の皆さんを迎えることができて本当に嬉しく思います。この会社にはチャレンジ、チャンスがいっぱい用意されています。どうか皆さんに、のびのびと腕をふるっていただきたいと思います。

(2)住友の事業精神
住友金属には、100年以上にわたるものづくりの歴史、資産があります。その根底には今日まで脈々と受け継いできた400年にもわたる住友の事業精神があります。この磨きぬかれた住友の事業精神がこの会社に脈々と流れているということを、まずもって肝に銘じていただきたいと思います。

(3)当社の経営状況
世界同時不況の中で、今日の入社を迎え、大丈夫か、これからどうなるのか、と思っておられる人がたくさんいると思います。大丈夫、というのが私の答えです。

まず、鉄鋼業は世界的にみて成長産業であり、鉄は人類の幸福のために必須の材料です。二つ目に、私たち住友金属は収益力、技術力、経営力では、世界のトップにいると自負しています。

私たちは、足元は厳しいけれども、チャンスだと思って会社を運営しています。景気は必ず回復します。今何をするかで、景気回復後の成長期に、会社の実力に大きな差がつくと思っています。

皆さんが現場に配属された時には、結構厳しい施策をやっています。これを大変なこと、と思うのか、チャンスとしてこれを是非活かそうと思うのかが、大きな分かれ目です。こういう時は上司が手厚く面倒を見てくれます。1トンでも多く造れという時には、設備を止めて、皆さんが機械をじっくりみるようなチャンスは少なかった。今は将来に備えた試作や実験のチャンスもあります。事務系の皆さんにとっても、現場実習にいくと、現場の方と膝を交えた濃密な時間を共有できるということもあるでしょう。住友金属の全ての現場でこの5年間はフルに働いてきましたが、その頃に入社した人たちよりは、皆さんはある意味チャンスが非常に大きい、いい勉強の時間があります。

(4)新入社員に望むこと
一点目、信頼される人になっていただきたいと思います。これは「信頼される会社」のベースです。
二点目、チャレンジしてください。会社はチャンスをいっぱい用意しています。
三点目、組織で仕事をしましょう。迷う時、あるいは困る時は必ずあります。そんな時は、一人で抱え込んで悩まず、皆で相談しながら乗り越えていきましょう。
この信頼される人、チャレンジ、組織での仕事をまとめますと、「自律」「共働」であります。
四点目、住友金属はものづくりの会社であり、安全と健康はその根幹です。皆さんはいずれ何十人、何百人の部下の生活を預かる立場になります。感度を上げて、しっかりと修行をしていただきたいと思います。

(5)終わりに
最後に、私の体験に基づいた言葉を皆さんに贈りたいと思います。「現場は宝の山、掘るも掘らぬも皆さんの腕次第」。現場とは、物事が実際に起きているところです。従って、住友金属で働く全ての人たちにとって、現場があります。物事が実際に起きているところに積極的に出かけていって自分の目で見て、五感を総動員して自分の仕事に取り組んで欲しいと思います。

私たちは、皆さんが住友金属に入って良かったと思ってもらえるように必死に努力をします。皆さんもどうか、のびのびと腕をふるって、チャレンジしていただいきたいと思います。

以 上


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