社長年頭挨拶 要旨

2009/01/05

  • 住友金属工業株式会社

本日11時、社長より全社員に対して年頭挨拶をいたしました。各製造所、支社・支店、海外を含むグループ会社には同時中継や原稿送付などの方法で伝達されました。
要旨は下記の通りです。

現中期経営計画(2006-2008年度)は、「質を重視した成長による、企業価値の持続的向上」の実現に向けて、グループ一丸となって取り組んだ結果、当初たてた3年間の収益目標を達成できる見通しです。

今年は、世界経済の急激な後退で、極めて厳しい年になることを覚悟しなければなりません。最低でも今年1年間、非常に厳しい環境が続くものと予想しています。しかし、中・長期的には、BRICsをはじめとする開発途上国の経済が発展し、世界の鉄鋼需要は伸びていくという基本的方向が変わったわけではありません。

当社グループが、ダウンサイドリスクに強い体質を強化して企業価値を向上させ、「すべてのステークホルダーから信頼される会社」となるには、次の2つの課題を達成する必要があると考えています。

まず1つ目の課題は、中・長期的な視点や方針をぶれさせてはならない、ということです。
足下の厳しい事業環境に柔軟に対応しながら、当社グループの持続的成長を担う、差別化の加速に向けた投資や施策については、必要なものをしっかりと見極めて実施していきます。次期中期経営計画についても、10年先、20年先を見据えて、やるべきことをきっちりとやる、という基本方針で策定しているところです。

2つ目の課題は、厳しい事業環境下で、生産と販売の両面で迅速かつ柔軟に対応していくということです。
生産面では、需要の減少に対応するために、昨年末より減産を行っていますが、こうした需給と生産の変動に、迅速かつ的確に対応することが重要です。
製造現場では、生産変動に対応するだけでなく、大型の試作試験や多能化の促進など、生産繁忙期には困難であった課題に取り組むことで、これを積極的にチャンスにしていただきたいのです。
販売面では、需要が減る中で、お客様とのコミュニケーションをさらに密にして、お客様の動向やニーズを、早く、かつ的確に把握していただきたいと思います。

当社グループには、100年以上のものづくりの歴史という財産があり、その根底には、今日まで脈々と受け継がれ、400年にも亘って磨きぬかれた、住友の事業精神があります。これをすべての基本として、鉄を造り、そして、お客様が未来を創られるお手伝いをすることを通して、当社グループを、「すべてのステークホルダーから信頼される会社」に発展させていくことができると信じています。

この他、・カンパニー毎の課題取り組み
・地球環境への取り組み
・安全 
・コンプライアンス
・グループ経営の強化
・職場のコミュニケーション
・グローバル展開

についても、課題と方針の説明がありました。

以 上


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