インド国鉄からの鉄道用車輪の大量受注について

2008/03/03

  • 住友金属工業株式会社

住友金属工業(以下住友金属)と住友商事株式会社(以下住友商事)はこの程、インド国鉄より鉄道用鍛鋼車輪11,000枚を受注しました。この車輪は、主にムンバイ地区の近郊電車用として使用されます。インド国鉄からの10,000枚を超える車輪の大量受注は、1992年以来、15年ぶりとなります。

インド国鉄は約280,000両の車両を保有し、全長約64,000kmの鉄道網は単一経営としては、世界最大規模の1つとなります。インドでは経済成長に伴い、今後、貨物輸送、旅客輸送ともに大幅な成長が続くと見込まれており、経済の高成長を維持するために貨物専用鉄道をはじめとする鉄道インフラの拡充が予想されます。

現在住友金属は、交通産機品カンパニー 製鋼所(大阪市此花区)において、20億円を投資し、鉄道用車輪の生産能力増強を進めています。2008年3月末までに工事を完了させ、4月より20万枚/年から24万枚/年の生産体制にする予定です。

住友金属の鉄道用鍛鋼車輪の品質は海外でも高い評価を受けており、インドにおいてもその需要は高まっています。住友金属と住友商事は長年にわたるインド国鉄との良好な関係を引き続き維持しながら、インドの鉄道車輪市場に注力し、積極的な販売を行っていきます。

<受注内容>
(1) 製品:電車用車輪
(2) 数量:11,000枚(4,600トン)
(3) 納期:2008年5月~2009年2月

<参考:ムンバイの所在地>

以 上


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