和歌山製鉄所 500万トン体制構築と3社連携の深化・拡大について
2007/10/30
- 住友金属工業株式会社
本日、当社は、和歌山製鉄所に新2高炉を建設し、現5高炉の更新をする事、並びに製鋼設備の増強を実施する事を決定しました。総工費は900億円程度の見通しです。これに、現在建設中の新1高炉(現4高炉の更新)などの投資とあわせて、和歌山製鉄所の普通鋼粗鋼生産は、今回の投資完成予定の2012年度下期以降、年間500万トン体制となります。
新2高炉は、現在建設中の新1高炉とサイズ・仕様が同じ高炉です。予備の部品や操業ノウハウを共有することで、安定操業とコスト削減を実現します。製鋼工場では、高級鋼板の素材となる高品質スラブの連続鋳造機を増設してフル操業体制とします。
増加する粗鋼は、高級鋼板分野での成長と差別化の戦略に活用していくとともに、新日本製鐵殿、神戸製鋼所殿へのスラブ供給の拡大による、更なるアライアンスの深化・拡大を図ります。
1.投資の概要
新2高炉 : 炉容積 3700 ㎥
・新1高炉と同一仕様の高炉
・完工時期 2012年度下期の予定
製鋼設備の増強: スラブ連続鋳造設備の増設等
総工費 : 900億円程度
2.和歌山製鉄所の高炉更新計画
住友金属工業㈱ 和歌山製鉄所
以 上