鹿島製鉄所 第3溶融亜鉛めっき鋼板設備の稼動について

2006/12/01

  • 住友金属工業株式会社

当社は、鹿島製鉄所に第3溶融亜鉛めっき鋼板設備を建設中であったが、この程完成し、12月より営業運転を開始、12月4日に竣工修祓式を執り行う。
第3溶融亜鉛めっき鋼板設備の建設は、自動車用防錆めっき鋼板の需要拡大と高品質化に応えるものである。これにより当社の溶融亜鉛めっき鋼板設備は、鹿島製鉄所に3基、和歌山製鉄所に1基の計4基体制となる。
当社は、鹿島製鉄所の常時フル操業体制を構築したが、第3溶融亜鉛めっき鋼板設備の稼動により、一段と製品のハイエンド化を進め、差別化を加速する。

1.第3溶融亜鉛めっき鋼板設備の特徴
第3溶融亜鉛めっき鋼板設備は、自動車用GA(合金化溶融亜鉛めっき)鋼板専用・外装対応ラインである。第2溶融亜鉛めっき鋼板設備の操業で得た技術的知見を織り込み、高品質のGA鋼板の安定製造を可能としている。

2.第3溶融亜鉛めっき鋼板設備の概要
(1)設備仕様
・生産能力   300千トン/年
・製品サイズ  板厚 0.4~1.60mm 板幅 600~1,650mm
・製造品種   GA(合金化溶融亜鉛めっき)鋼板、GA+無機潤滑皮膜処理鋼板
・主な用途   自動車用外装および内装部品
(2)総投資額    170億円
(3)建設期間    平成17年4月~平成18年11月

3.今後の展開
当社は、第3溶融亜鉛めっき鋼板設備の稼動により、自動車・家電向けのハイエンド製品である高品質の溶融亜鉛めっき鋼板の安定的な供給体制を整えるとともに、効率的な生産体制を強化した。
現在、鹿島製鉄所では、薄板製造のさらなる競争力強化および効率化を行うべく、連続式酸洗設備を建設中(平成19年9月稼動予定)である。当社では今後とも、高操業度で効率的な製造体制を追求し、「お客様評価№1」を目指す。

<参 考>
1.当社 溶融亜鉛めっき鋼板設備(CGL)の構成

GA:合金化溶融亜鉛めっき鋼板、GI:溶融亜鉛めっき鋼板、AZ:55%Al-亜鉛めっき鋼板

2.第3溶融亜鉛めっき鋼板設備 竣工修祓式の概要
(1)日 時 平成18年12月4日(月)11:00~11:40
(2)場 所 第3溶融亜鉛めっき鋼板設備
(3)祭 主 常務執行役員 鹿島製鉄所長 三木 伸一
(4)参列者 会長 下妻  博
社長 友野  宏
副社長 鋼板・建材カンパニー長 西澤 庄蔵
専務執行役員 丸尾  充
常務執行役員 奥田 秀雄
鹿島製鉄所各副所長、関係部室工場長
労働組合代表
施工会社代表
関係・協力会社代表              計114名

以 上

 


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