米国における鍛造クランクシャフト事業の拡大について
-International Crankshaft Inc.に第3鍛造プレスラインを設置-

2006/07/03

  • 住友金属工業株式会社
       住友商事株式会社

住友金属工業株式会社(以下、住友金属)および住友商事株式会社(以下、住友商事)の米国における鍛造クランクシャフトの製造・販売事業会社International Crankshaft Inc. は、現地での旺盛な需要に対応するため、この程、第3鍛造プレスラインの設置を決定した。

1.第3鍛造プレスライン設置の背景
現在、International Crankshaft Inc.は、北米における鍛造クランクシャフトの旺盛な需要に対応するため、既存の鍛造プレスライン2基による約140万本/年のフル操業体制を敷いている。
鍛造クランクシャフト市場は今後も拡大基調にある中、現地顧客から増産要請を受けている。こうした北米での需要増大に対応するために、生産能力の増強が必要であることから、第3鍛造プレスラインの設置を決定した。

2.第3鍛造プレスラインの概要
(1)投資額 :約45億円
(2)設備  :6,000Tプレスライン 1基
(3)生産能力:約125万本/年
(4)生産開始:平成21年1月

<参考>
1.住友金属の鍛造クランクシャフト事業の概要
日本では、交通産機品カンパニー製鋼所(大阪市)において、乗用車、トラック、建設機械用等の鍛造クランクシャフトを生産している。

(能力:約400万本/年)
中国では、恵州住金鍛造有限公司において、乗用車用を主体に生産しており、平成20年1月には2基目の鍛造プレスライン稼動を加えた供給体制が整う。

(能力:約180万本/年)
米国では、International Crankshaft Inc.(ケンタッキー州)において、乗用車用を主体に生産しており、今般、第3鍛造プレスライン設置による生産能力の増強を行う。(能力:約140→約265万本/年)

以上のような、日本、中国、米国の世界3拠点における供給体制の下、鍛造クランクシャフト市場の拡大並びに自動車メーカーの世界戦略にグローバルで対応する。

2.International Crankshaft Inc.の概要(平成18年7月現在)
所在地 :101 Carley Court, Georgetown, Kentucky 40324, U.S.A.
設立時期:平成2年2月(営業運転開始:平成4年4月)
社長  :Daniel J. Condon
資本金 :22千USドル
出資比率:住友金属80%、住友商事20%
生産設備:6,000Tプレスライン 1基
7,000Tプレスライン 1基
生産能力:約140万本/年
従業員数:約140名

以 上


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