『 中期経営計画 2006~2008 』
~ 「質重視」による企業価値の持続的向上を通じて、ステークホルダーの皆様から「信頼される会社」へ ~

2006/04/06

  • 住友金属工業株式会社

 

住友金属グループは、『 中期経営計画(2002年度~2005年度) 』 において、
・ 鉄鋼事業の抜本的な構造改革と競争力強化
・ 財務基盤の強化
を目標に掲げ、事業の選択と集中、借入金の大幅削減など、当初設定した経営目標を全て達成いたしました。

このたび、当社グループは、世界の鉄鋼市場において規模の拡大のみを追求するのではなく、 質を重視した企業価値の持続的な向上を目標とした『中期経営計画 2006~2008 』を策定いたしました。本経営計画の実行により、当社グループが「普通の会社」となる仕上げを行うとともに、ステークホルダーの皆様から「信頼される会社」に向けた基盤づくりを行います。

1.基本方針 ~ 「質重視」による企業価値の持続的向上を目指す

当社グループは、生産規模の拡大のみを追求することなく、競争力の差別化を進め、「質」と「規模」のバランスを重視した着実な成長を目指します。これにより、ダウンサイドリスクに強い経営体制を強化し、鉄鋼需要の変動による業績影響を極小化しつつ、着実に企業価値を向上していきます。

 
2.差別化の加速

鉄鋼市場が高級品と一般汎用品に二極化し、将来に向けてその競争環境がますます厳しくなっていくと見込まれる中で、当社グループは企業価値向上のために競争力の差別化を加速します。

・強いところをより強く  ・顧客評価No.1 ・「質」と「規模」のバランスの重視を基本として、
・エネルギー/自動車分野への注力 ・品種構成のハイエンド化
・顧客とのリレーションシップの深化 ・有利品種への資源集中 


により、「住金らしさ」を追求していきます。

3.見えない資産を磨き、堅固な事業基盤を構築

当社グループは、差別化を加速していくための原動力となる顧客資産、人的資産、技術資産といった見えない資産を磨くとともに、製鉄所をはじめとする物的資産および金融資産を強化し、事業基盤をさらに磐石なものとします。 これにより、当社グループはダウンサイドリスクに強い収益構造を確立し、安定配当を継続します。 また、資本市場の変化に対応し、買収提案に対しては株主の皆様が比較判断できるための十分な情報の提供と時間を確保する当社対応ルールを定めます。

 

 

 

4.「信頼される会社」を目指して

当社グループには、100年以上のものづくりの歴史に加え、400年にもわたって鍛え抜かれてきた「我営業は確実を旨とし、時勢の変遷、理財の得失を計りて之を興廃し、苟くも浮利に趨り軽進す可らざる事」という言葉に代表される住友の事業精神があります。
この事業精神を全ての基本として、本計画の諸施策を着実に実行することにより中長期的に企業価値を高め、ステークホルダーの皆様から「信頼される会社」を実現していきます。

アナリスト説明会資料

以 上


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