鉄鋼圧延用鋳造ロール製造・販売の事業統合について

2005/12/27

  • 新日本製鐵株式会社
  • 住友金属工業株式会社

新日本製鐵(株)(所在地:東京都千代田区、社長:三村 明夫、以下 新日鉄)と住友金属工業(株)(所在地:大阪市中央区、社長:友野 宏、以下 住友金属)は、新日鉄100%子会社の日鉄ハイパーメタル(株)(所在地:福岡県北九州市戸畑区、社長:長谷 政孝、以下ハイパーメタル)と住友金属100%子会社の(株)カントク(所在地:和歌山県和歌山市、社長:井上 純、以下カントク)の圧延用鋳造ロールの製造・販売事業を統合し共同事業化することについて、本年9月に基本方針に合意いたしました。


その後、具体的な協議を進めた結果、今般、両社は下記内容にて合意に達し、来年1月に開催されるハイパーメタルおよびカントク両社の臨時株主総会における承認手続き等を経て、来年4月1日に統合新会社を発足させることといたしました。

本件事業統合により、統合新会社は生産設備の集約と一貫生産能力の増強により、鋳造ロール事業の事業基盤を強化することに加えて、ハイパーメタル,カントク両社の技術の融合により、一層品質を向上させるとともに、技術開発力を強化し、新日鉄・住友金属のみならず、内外の製鉄会社に品質・サービスともに従来以上に充実した圧延用鋳造ロールを提供してまいります。

なお、カントクの「圧延用鍛鋼ロール」の製造・販売事業は、引き続き、住友金属・カントクにて事業展開してまいります。新日鉄と住友金属は、連携施策をさらに拡充・深化させ、各々一層のメリット拡大を図ってまいります。

1.統合期日
平成18年4月1日

2.事業統合の方式および株式の割当て
ハイパーメタルが承継会社となり、カントクの鋳造ロール事業を分割型分割の手続きにより承継する方式によります。なお、この分割に際し、ハイパーメタルは住友金属に対し、普通株式500株を割当て交付し、その結果、株主の統合新会社に対する出資(議決権)比率は、新日鉄80%、住友金属20%となります。

3.統合新会社の概要
(1) 商号   : 日鉄住金ロールズ(株)
(2) 本店所在地: 福岡県北九州市戸畑区
(3) 資本金  : 4億円
(4) 株主   : 新日鉄および住友金属
(5) 代表者  : 長谷 政孝(現 ハイパーメタル 代表取締役社長)
(6) 売上高  : 約90億円(H19年3月期見通し)
(7) 生産量  : 約15,000t

以 上


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