工場・倉庫・店舗向け規格型システム建築「ティオ」軽量H形鋼「スマートビーム」を用いた新型鉄骨フレームの開発・販売開始について

2005/06/02

  • 住友金属工業株式会社

当社はこの度、工場・倉庫・店舗向け規格型システム建築「ティオ(Tio)」(*)に、軽量H形鋼「スマートビーム」(当社商標)を用いた新型鉄骨フレームを開発し、販売を開始した。

1.開発の経緯
平成11年10月に開発した「ティオ」は、工期短縮、低価格、高品質を実現したシステム建築として、現在までに数百棟の販売実績があり、高い評価を得ている。
「ティオ」は、在来工法に比べて、約25%のコストダウンと工期短縮を実現しているが、更なる需要拡大を図るため、軽量H形鋼「スマートビーム」を用いた新型鉄骨フレームを開発した。

2.開発の概要
従来、屋根の下地材にのみ使用してきた軽量H形鋼「スマートビーム」を、柱と大梁に用いる。柱と梁の接合方法および仕口(しぐち)部の補強方法は、従来同様、ノンウェルド(無溶接)工法を採用している。主に、500㎡以下の小規模建屋が対象になる。軽量H形鋼「スマートビーム」を使用することにより、従来に比して30%近い軽量化とコストダウンが可能となった。尚、軽量H形鋼「スマートビーム」は、当社の鹿島製鉄所で製造する。

3.今後の展開
「ティオ」は現在、工場、倉庫、店舗、体育館等向けに、年間約130棟を販売している。今後、当社システム建築会会員(全国で約240社)を通じて、年間180棟を販売目標とする。
また、他社との差別化を図るために、今後も改良開発に注力していく。

<参考>当社システム建築の現況

当社のシステム建築事業では、「ティオ」の他、「ティオ」と同様に工場・倉庫・店舗を対象にした自由設計型タイプの「エース」及び、オフィス・賃貸マンションを対象とした規格型タイプの「ラフィット」をシステム建築商品の3本柱としている(下表)。商品バリエーションの豊富さと、サービス範囲の広さ(全商品「基礎システム」含む)で、他社との差別化を図っている。

[注釈] 
(*)ティオ(Tio):工期(Time)の優位性、技術の進歩性(improvement)、独自性(originality)を意味する造語

[システム建築3商品の比較表]

以 上


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