住友金属工業(株)和歌山製鉄所の鉄源設備共同活用に関する検討の開始について

2005/01/21

  • 新日本製鐵株式会社
  • 住友金属工業株式会社

新日本製鐵(株)(所在地:東京都千代田区、社長:三村 明夫)と住友金属工業(株)(所在地:大阪市中央区、社長:下妻 博)は、これまで双方のコスト競争力強化のための物流・原料および資機材購入・近隣製鉄所運営での相互協力、高炉改修時や緊急時の鉄源及び下工程での相互融通、ステンレスや溶接材料事業の共同事業化、関係会社間の体質強化のための連携施策、ならびに住友金属工業(株)和歌山製鉄所の薄板生産体制の構造改革に伴う新日本製鐵(株)からの熱延鋼板供給協力等の相互連携施策を、逐次検討・実施してまいりました。

一方、中国・アジアの経済成長等に伴う国内外での旺盛な鋼材需要に対し、供給面で両社ともに最大限の努力をしてきておりますが、両社の既存設備を一層効率的に活用し、供給力を確保・向上させることが有意義であると判断できることから、今般、新たに東アジア連合鋼鐵(株)(所在地:東京都中央区、社長:天谷 雅俊、資本<平成17年4月以降>:303億円、株主:住友金属工業(株)62%、中國鋼鐵股有限公司33%、住友商事(株)5%)へ新日本製鐵(株)が資本参加することを前提に、住友金属工業(株)和歌山製鉄所の鉄源設備の共同活用について検討を開始することに合意いたしました。

今後は、東アジア連合鋼鐵(株)の他株主との協議を行いつつ、和歌山製鉄所の鉄源設備の共同活用の方策を早期に成案化させ、両社の生産体制の整備・充実を図るとともに、こうした検討を通じて両社の提携関係を一層深化させていきたいと考えております。

なお、両社は、提携関係にある(株)神戸製鋼所との間においても、両社間の検討状況を踏まえた上で、連携施策の拡大の可能性を検討していくことといたします。

以 上


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