ベトナムで鋼管杭の技術セミナーを開催~潜在需要が大きいベトナムのお客様へ鋼管杭の理解活動を推進~

2012/03/13

セミナーの状況(2月23日ホーチミン)

新日本製鉄株式会社(社長:宗岡 正二 以下、「当社」)は、港湾、道路、鉄道などのインフラ整備が活発なベトナムにおいて建設用鋼材である鋼管杭の普及活動の一環として、当社と鋼構造の共同研究を行ってきているベトナム交通運輸大学(UTC)との共催・ベトナム交通運輸省及びJICAの協賛のもと、鋼管杭の技術セミナー「INTERNATIONAL CONFERENCE OF STEEL PIPE PILE 2012」を開催しました。去る2月21日にハノイ市、同23日にホーチミン市にてセミナーを開催し、官公庁、大学、ゼネコン、コンサルタント会社などの関係者、延べ約450人が参加されました。
 当社は、同国において、建設用鋼材に関するセミナーを、2009年11月の鋼矢板の設計施工に関わる技術セミナーを皮切りに、ここ数年に亘って開催してきました。いずれも日本で培われてきた鋼管杭・鋼管矢板・鋼矢板に関する設計・施工技術や、これまでの当社の研究成果を、幅広く建設関係者を対象に解説し理解を深めて戴く事で、建設鋼材需要の喚起を狙いとしております。
 今回のセミナーでは、鋼管杭・鋼管矢板に焦点を絞り、「ベトナムの地盤・土質への鋼管杭の適用性」、「ベトナムにおける鋼管杭の設計基準・防食方法」等について、UTC、ベトナムの政府系研究機関ITST(INSTITUTE OF TRANSPORT SCIENCE AND TECHNOLOGY)と共同で発表を行いました。
 また、「ベトナムを中心とした鋼管杭の施工」と題して、豊富な施工経験を有する三井住友建設、五洋建設、東亜建設の日系ゼネコンの方々から、ベトナムでの施工事例・施工管理方法を発表して戴きました。
 さらに、ベトナムの政府系研究機関IBST(INSTITUTE FOR BUILDING SCIENCE AND TECHNOLOGY)、大手設計コンサルタント会社TEDI(TRANSPORT ENGINEERING DESIGN INCORPORATED)の設計関係者からも鋼管杭の検討事例を発表して戴きました。
 今回のセミナーおよび終了後の活発なディスカッションを通して、高品質、高耐力、急速施工などの鋼管杭の長所について、より一層理解が深まったと考えております。
 今後も継続的に実施する鋼管杭に関するセミナーを通して、技術の理解活動を推進していくことに加えて、昨年稼働を開始したNPV(Nippon Steel Pipe Vietnam)から供給される鋼管杭との相乗効果により、より一層、ベトナムのインフラ整備に貢献していきたいと考えております。

(お問い合わせ先)
 総務部広報センター TEL:03-6867-2146
 建材開発技術部  TEL:03-6867-6353

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