2月12日に開通する東京ゲートブリッジに新日鉄の高性能鋼材SBHSが貢献 ~世界初、全溶接大型トラス・ボックス複合橋梁にSBHS500が採用~

2012/02/09

東京ゲートブリッジ全景

中弦材格点部

2月12日に開通する東京ゲートブリッジに、当社橋梁用高降伏点鋼SBHS500(Steels for Bridge High-Performance Structure、降伏点500 N/mm2の略)が全面的に採用され、世界初となる全溶接の大型トラス・ボックス複合橋梁を支えています。

●東京ゲートブリッジに使用されているSBHS500の特徴
1.当社SBHS鋼が約16,500トン使用(納入シェア:当社推定約95%)されています。

2.高強度がトラス橋の軽量化を実現しています。
SBHS鋼は従来の溶接構造用圧延鋼材(JIS G 3106 SM570等)に比較して、高強度、高じん性で、溶接性、冷間加工性に優れた橋梁用の高性能鋼材です。SBHS鋼は従来橋梁に使用されている鋼材と比較して最大23%の強度アップがなされており、当該橋梁においてはSBHS500の採用によって、軽量化、経済的な設計・施工※1が可能となっています。
※1 国土交通省の発表:鋼材重量で3%低減、トータルコストで12%のコスト縮減

3.高い溶接性が現場溶接作業の効率化に大きく貢献しました。
SBHS鋼は高強度でありながら溶接性が高く、溶接時の予熱作業の省略や低減が可能な品質の高い高性能鋼材です。東京ゲートブリッジは、大規模な全溶接大型・ボックス複合ボックス複合橋梁で、現地ヤードでの現場溶接※2を行われましたが、SBHS鋼が溶接作業の効率化・品質向上・作業環境改善等に大きく貢献しました。
※2 主要部材である弦材と弦材をボルト接合によらず全て溶接によって構築


(お問い合わせ先) 総務部広報センター TEL:03-6867-2146


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