技術論文誌「新日鉄技報」創刊100周年記念特集号発行について

2011/12/01

創刊100周年記念特集号

 当社は、最新の研究成果を紹介する技術論文誌「新日鉄技報」の創刊100周年記念特集号をこのほど発行致しました。(発行日:11月29日)

 本誌は、日本初の鉄鋼技術論文誌として1911年(明治44年)3月に農商務省所管製鐵所(官営八幡製鉄所)の技術者有志16名が発刊した「製鉄研究会記事」をその発端としており、以後、誌名及び編集発行元には変遷があったものの(※1)号数は一貫して通算され、本年で創刊100周年(No.391号)を迎えました。

 本記念号は、これを契機として、当社が取り組む主な研究開発領域毎に(※2)、創刊70周年記念号以降の約30年間の技術開発の歩みと、今後10年程度の展望を各分野の一線の技術者が執筆したものです。
巻頭部では、巻頭言に続いて、長年金属材料の研究に取り組んでこられた岸輝雄氏(独立行政法人物質・材料研究機構顧問、東京大学名誉教授)よりご寄稿を頂きました。

 表紙は、これまでのデザインを踏襲しつつ、将来性を感じさせる「青空」と地球環境との共生を誓う意味の「緑」を組み合わせたものとし、巻頭写真では、各技術解説を代表する写真を取りまとめることで、本記念号の全体構成を表すことを試みました。

 なお、本誌は当社ホームページよりご覧頂けます。
( http://www.nsc.co.jp/tech/report/index.html )
 また、当社広報誌NIPPON STEEL MONTHLY 12月号でも関連特集を組んでいますので合わせてご高覧頂けましたら幸いです。
( http://www.nsc.co.jp/monthly/index.html )

今後も、鉄鋼技術における最新の研究成果を発信し続けることで、本誌のさらなる発展に努めてまいります。

※1『 新日鉄技報』の変遷
1911年『製鉄研究会記事』として発刊、1925 年『製鉄研究』に改題。1950 年過度経済力集中排除法の施行に伴い発足した八幡製鉄が『製鉄研究』を継承し、富士製鉄が『富士製鉄技報』を創刊。1970 年新日本製鉄発足に伴い『製鉄研究』に統合され、1991 年『新日鉄技報』に改題された。現在の発行部数は約3,000部、主に大学・研究機関、官公庁、お客様をはじめとした企業に配布している。

※2主要研究開発領域
「製品開発」、「製鉄プロセス開発」、原理原則に根ざした「基礎基盤研究」、「非鉄・新機能材料の開発」、「環境・省エネルギー技術開発」

(お問い合わせ先) 総務部広報センター TEL:03-6867-2135

                          以 上


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