東京エコン建鉄㈱とジオスター㈱の合併および新日鉄グループの建材事業強化について

2011/05/16

 新日本製鐵株式会社(社長:宗岡 正二 以下、「当社」)の連結子会社である東京エコン建鉄株式会社(社長:迫 剛 当社グループ議決権比率60.0% 以下、「東京エコン建鉄」)と持分法適用会社であるジオスター株式会社(社長:篠原 喜代司 同29.0% 以下、「ジオスター」)は、本日、平成23年10月1日を合併予定日とする合併契約を締結致しました。
 これにより、当社グループの合併会社に対する議決権比率は40%以上となり、合併会社は当社建材事業の中核を担う連結子会社となります。
 今回の合併を機に、当社はトンネル覆工部材(セグメント)事業の更なる基盤強化を図るべく合併会社と営業・技術・製造にわたる連携を強化してまいります。

 公共投資の減少等に伴うセグメント市場の縮小傾向は今後も継続すると想定されますが、一方では、ゲリラ豪雨等災害への対応、高速道路の地下化等、環境・防災・都市機能向上の観点から都市部での新たな地下利用の進展が見込まれています。また、近年のシールドトンネル工事は長距離化し、設計施工条件も多様化していることから、複数種類のセグメントを適材適所に組み合わせて構造の最適化を図る等、総工事費縮減ニーズに応える商品開発、技術提案が求められてきています。

 公共事業を主体とする土木工事の内、シールドトンネル工事に用いられるトンネル覆工部材は、鋼製セグメント(以下、「スチールセグメント」)、鋼製の外枠の中にコンクリートを充填したセグメント(以下、「合成セグメント」)、鉄筋コンクリート製セグメント(以下、「RCセグメント」)に大きく分類されます。当社グループにおいては、スチールセグメントと合成セグメントは東京エコン建鉄に製造を委託し当社が販売しています。また、RCセグメントはジオスターが製造・販売しています。

 今回の合併により当社グループにおけるセグメント製造部門を一元化し、両社経営資源の融合、製造部門の効率化等によるシナジー効果を享受することに加え、当社と合併会社の連携強化により当社グループの高機能商品の開発力、営業力および複数種類のセグメントの各々の強みを活かした商品開発と設計技術提案を強力に推進していきます。また、セグメント事業の更なる基盤強化を通じて、新日鉄グループの企業価値の向上を図るとともに、市場のニーズに的確に応え、社会資本の充実に貢献してまいります。

(本件に関するお問い合わせ先) 総務部広報センター TEL:03-6867-2146

                                            以 上


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