2010年度版「環境・社会報告書―Sustainability Report-」の発行

2010/10/01

○今般、「環境・社会報告書―Sustainability Report-2010」を発行いたしました。「アニュアルレポート2010」(9月上旬発行済)と併せて、「環境・社会・経済」をカバーする“CSR報告書“としてご覧ください。

○本年度版の主な特徴と内容は下記の通りです。

1.多くの皆様に親しんでいただくために、前半で「いのちとくらしを支え、持続可能な社会の発展に貢献する新日鉄グループ」という特集を組み、後半を基本的な“環境・社会性報告”として編集しました。今回の“環境・社会性報告”では、左頁に解説記事、右頁に図表・グラフを集約するなど、編集上の工夫を行うことで、全体を昨年より8ページ少なくコンパクトにまとめました。

2.巻頭を見開きとし、「鉄の特性、生命と鉄、社会と鉄」そして「世界鉄鋼業の中の日本」の記事で、鉄の特徴と歴史、日本鉄鋼業の社会的な位置づけについて俯瞰的に記載しました。

3.「3つのエコ」の視点による、持続可能な社会の実現に向けた取組みにつき環境部長より御紹介しております。

4. 基本報告を、「マネジメント体制」、「環境報告」、「社会性報告」の3部構成としました。
(1)「マネジメント体制」のなかで、コーポレート・ガバナンス、コンプライアンスついて報告しました。

(2)「環境報告」のなかで、地球温暖化対策、循環型社会の構築、環境リスクマネジメント、環境マネジメントシステム、環境・エネルギーソリューションの推進について報告しました。
①新日鉄グループとして2009年度のエネルギー消費量は対1990年度比▲18.7%削減、CO2排出量は同▲19.2%削減の60.5百万トンとなりました。昨年同様、関連電炉会社等5社を含むグループとして報告を行っています。
②2009年度の環境保全コストは、省エネルギー総合対策、大気汚染防止策としての粉じん対策を進めた結果、設備投資額合計で432億円と対前年105億円増、経費で583億円とほぼ同額のハイレベルの投資を継続しています。

(3)「社会性報告」のなかで、様々なステークホルダー(利害関係者)に対する活動の記載を充実させ今後の方針を記載しました。
①地域社会とともに・・・地域との環境保全協定、エコスクールの参加者が製鉄所の環境保全林観察
②お客様・調達先の皆様とともに・・品質保証・品質管理、サプライチェーンマネジメント
③株主・投資家の皆様とともに・・個人株主説明会・製鉄所見学会、情報発信の充実、当社株主構成など
④未来を担う子どもたち・学生とともに・・・たたら製鉄実験、環境教育、インターンシップ
⑤従業員とともに・・・人材育成・人事処遇、次世代支援やシニア雇用制度、労働安全衛生マネジメントシステムなど 
⑥社外団体・NGOとともに、⑦さまざまなコミュニケーション活動、⑧社外からの表彰、など

5.その他
(1)表紙では工場緑化の先駆けとなった大分製鉄所の「郷土の森づくり」、表紙の裏頁では、新日鉄グループが、鉄づくりとリサイクルというふたつの側面から地球温暖化対策を推進し、「循環型社会」を実現する、新しい社会システムの結節点の役割を果たしていることを解説しています。
(2)4名の有識者によるステークホルダー・ダイアログを行い、結果を第三者意見として掲載しました。
(3)昨年同様、国内林業の活性化と地球温暖化対策を意識して、国産間伐紙を使用しています。

*発行予定部数は2万3千部。当社のホームページを通じて公開。英語版は11月下旬を目処に発行予定。
*当社ホームページ(「環境経営」)http://www.nsc.co.jp/eco/report/index.html

(本件に関する問い合わせ先)
 新日本製鐵株式会社
  環境部  能勢(のせ)    TEL 080-5886-7283
        篠上(しのがみ) TEL 080-5886-7284
以 上


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