国内最大の設計基準強度をもつ高強度鋼管杭が実プロジェクトで初採用

2010/01/19

高強度鋼管杭

新日本製鐵株式会社が開発した国内最大の設計基準強度400N/mm2をもつ建築構造用の高強度鋼管杭が、国内で初めて実プロジェクトに大量に採用されました。当社は設計基準強度400N/mm2高強度鋼管杭について、国内で初めて、平成19年12月26日付で国土交通大臣認定を取得し、営業活動を進めてきましたが、このたび大型物流倉庫「プロロジスパーク舞洲Ⅳプロジェクト」の基礎杭として約2,000トンが採用され、杭施工を完了しました。

【高強度鋼管杭の特徴】
 建築構造用の鋼管杭としては、一般的に設計基準強度325N/mm2であるSKK490(JIS規格)が用いられます。本高強度鋼管杭はSKK490と比べて設計基準強度を23%向上させたものであり、板厚を最大で21%、鋼材重量を最大で20%削減することができます。また、板厚を削減することにより鋼管杭の現場縦継ぎ溶接にかかる施工時間を短縮し、鋼材重量を削減することにより杭のハンドリング等の施工性を向上することができることから施工コスト削減が図れます。

(本高強度鋼管杭の製造可能範囲)
 ・杭径 :600mm~1,200mm
 ・板厚 :6mm~19mm

 プロロジスパーク舞洲Ⅳプロジェクトでは、当社中堀り工法である「TN-X工法」の鋼管杭として採用されましたが、今後は当社回転圧入工法である「NSエコパイル」、SC杭、一般中堀り工法および打撃・振動工法などへの適用を推進し、経済性に優れた高強度鋼管杭の更なる需要拡大を図っていきます。


(お問い合わせ先)総務部広報センター TEL:03-6867-2135
                                  以 上


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