鈴木金属工業株式会社の第三者割当増資引受ならびに子会社化に関するお知らせ

2009/06/15

 平成20年12月25日にお知らせ致しました通り、当社は本日、鈴木金属工業株式会社が実施しました、第三者割当増資の引受けに係る払込を完了致しました。これにより、鈴木金属工業株式会社は当社の子会社となりました。

 当社の特殊線材事業における中核二次加工メーカーである鈴木金属工業株式会社(所在地:東京都千代田区、社長:杉浦登、以下「鈴木金属」)は、弁ばね用ワイヤ事業のグローバル展開と利益成長を目的とし、旧Haldex Garphyttan AB(所在地:スウェーデン王国、以下「ガルピッタン」)の買収を行い、買収に関する手続きを平成21年6月1日に完了致しました(Suzuki Garphyttan ABに名称変更)。これを受け当社は、予定通り本日6月15日に、本買収資金の一部として鈴木金属が実施する第三者割当増資を引き受け、払込を完了致しました。これにより、当社が保有する鈴木金属の株式は、35.90%から66.59%となり、鈴木金属は当社の連結子会社となりました。

 鈴木金属の主たる需要家である国内自動車、エレクトロニクス関連企業が国内の成熟した市場を確保しつつ、成長の機会を求めて海外市場に進出している今般、世界各地で一貫した供給体制を確保することは、鈴木金属にとって、重要かつ緊急の経営課題でありました。そのような中で鈴木金属は、弁ばね用ワイヤの最大手であり、欧州、北米、中国の各エリアに拠点を持つガルピッタンと、日系需要家と強いリレーションシップを有する鈴木金属が事業統合することは、グローバルな事業展開を図り、弁ばね市場の長期的な安定成長を享受できる希少な機会と判断し、今回の買収を実現しました。鈴木金属は今後、世界最大の弁ばね用ワイヤメーカーとしてグローバルな事業展開及び更なる技術力向上、競争力確保を図り、利益成長の実現を目指すことになります。

 当社は、連結子会社となった鈴木金属との連携を一層強化し、同社の本買収を通じたグローバル展開、利益成長を支援し、新日鉄グループの高級線材分野におけるグローバル・プレーヤーとしての確固たる地位を築いていきます。


1.第三者割当増資引受の内容
(1)引受株式の種類 : 普通株式
(2)引受株式数 : 25,500,000株
(3)引受価額 : 1株あたり135円
(4)払込金総額 : 3,442,500,000円
(5)第三者割当増資払込日 : 平成21年6月15日


2.鈴木金属工業株式会社の概要
(1)代表者 : 代表取締役社長 杉浦 登
(2)所在地 : 東京都千代田区丸の内1-9-1
(3)設 立 : 昭和13年5月1日
(4)従業員数 : 819名(平成20年12月31日)
(5)資本金 : 19億円(平成21年3月31日時点)
(6)事業内容 : 弁ばね用ワイヤ、ピアノワイヤ、ステンレスワイヤ、
          チタンワイヤ、異形ワイヤなどの製造・販売
(7)売上高 : 連結367億円(平成21年3月期)
 
3.鈴木金属株式の保有数・議決権比率
  増資引受前  9,966,000株 35.90%
  増資引受後 35,466,000株 66.59%


(お問い合わせ先)総務部広報センター TEL:03-3275-5021

                         以 上


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