君津製鉄所独身寮100戸を「ニッテツスーパーフレーム工法(新日鉄のスチールハウス)」で建設 ~首都圏最大規模独身寮~

2009/03/26

 新日本製鉄株式会社(以下 新日鉄)が展開する住宅工法「ニッテツスーパーフレーム工法(以下NSF工法)」(*)を採用した新日鉄君津製鉄所の独身寮(3F 建、2棟、100戸、延床2,490 ㎡、以下 大和田寮)が、この度、千葉県君津市で完成しました。
設計・施工は太平工業(株)(代表取締役社長 澤田靖士)が担いました。建設規模としては、首都圏で最大規模の寮物件です。
 当社は、君津製鐵所における社員採用の継続的実施に伴い、独身寮の収容能力不足が見込まれることから、新しい独身寮を君津市大和田地区(旧大和田寮跡地)に建設することを決定し、工期の短さ、耐久性の高さ、経済合理性などを総合的に勘案しNSF工法を採用しました。鋼材は当社製品である耐食性に優れたスーパーダイマが使用されています。

 現在、NSF工法の用途として、一般戸建住宅用途での普及に加え、法人の福利厚生施設である寮、社宅、研修施設等の需要が拡大しており、これまで、(株)日鉄エレックス富津寮(100戸、2008年10月完成)、日鉄住金建材(株)川崎社宅(50戸、2008年12月完成)を始め、多くの物件に採用されています。
当社では、本物件の経験を活かし、今後も市場への普及を図って参ります。

物件概要
・ニッテツスーパーフレーム工法、3階建 2棟 100戸、延べ床面積2,490㎡ 
・施主:新日本製鉄(株)
・設計・施工:太平工業㈱
・スケジュール:平成20年10月着工、平成21年3月完工

(*)ニッテツスーパーフレーム工法(NSF広工法)とは
NSF工法は、2001 年に告示化された「薄板軽量形鋼告示」に則った枠組壁工法であり、スチールハウス協会が普及促進をはかってきた「KC型スチールハウス」を、当社独自の開発により防耐火・遮音・温熱性、耐久性など諸性能と使い勝手を大幅に向上させた工法です。1時間耐火認定、3階建設計法、遮熱仕様、遮音仕様が織り込まれます。NSF工法は、外壁パネル及び床パネルの構造面材及び外壁材に高炉スラグを主原料とした窯業系面材を使用し、躯体構造用の薄板軽量形鋼とともに、主要構造に循環環境型部材を活用した環境適合型工法となっています。鉄骨構造と外張断熱通気工法の組み合わせにより、耐久性・耐震性・省エネルギー性などの住宅性能において、優れたパフォーマンスを発揮します。           


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