ニッテツスーパーフレーム工法(新日鉄のスチールハウス)による首都圏最大独身寮完成(㈱日鉄エレックス独身寮)

2008/10/23

㈱日鉄エレックスの独身寮を「ニッテツスーパーフレーム工法(新日鉄のスチールハウス)」で建設 ~首都圏で最大規模、両社の最先端技術のコラボレーションが実現~

 新日本製鉄株式会社(以下 新日鉄)が展開する住宅工法「ニッテツスーパーフレーム工法(以下NSF工法)」(*)を採用した㈱日鉄エレックス(代表取締役社長 奥村 治彦)の独身寮(3F 建、100 世帯、延床3,486 ㎡、以下 富津寮)が、この度千葉県富津市で完成しました。設計はイーティ工房(代表取締役社長 金谷 恒親)、施工は阿比野建設株式会社(代表取締役社長 阿比野 剛)が担いました。建設規模として、首都圏で最大規模の物件となります。

 富津寮では、新日鉄のNSF工法に加えて、㈱日鉄エレックス独自のシステム商品である防犯・セキュリティシステム、寮管理システム、太陽光・風力発電などの新エネルギー技術や省エネルギー対策としてのエネルギー管理システムなどのさまざまなソリューション技術を導入しており、日鉄エレックスの複合ソリューション技術と、新日鉄の高性能な亜鉛めっき薄板を使った先進工法NSF工法のコラボレーションが実現しました。
 また、今回、日鉄エレックス自らが電気設備工事を手がけ、「ユニットプレハブケーブル工法」を採用しました。これは、複雑な配線となりがちなケーブルをユニットにプレハブ化することで、配線作業を軽減し、工事期間の短縮を可能にするものです。NSF工法は施工工期の短さを大きな武器としておりますが、今回のコラボレーションにより、両技術の融合によりさらなる付加価値の向上を目指したモデル物件となりました。

 現在、NSF工法の用途として、一般戸建住宅用途での普及に加え、法人の福利厚生施設である寮、社宅、研修施設等の需要が拡大しています。本物件の経験を活かし、日鉄エレックスと新日鉄双方の技術の相乗効果で市場への普及を図って参ります。

(1)日鉄エレックス 富津寮/建設概要 (建設地:千葉県富津市)
・ ニッテツスーパーフレーム工法、3階建 100戸 延べ床面積 3,486㎡
・ 施主:㈱日鉄エレックス、設計:(有)イーティ工房、施工:阿比野建設㈱
・ スケジュール:平成20年3月着工 10月引渡し
・ 概要:オール電化対応(厨房、給湯設備) ワンルーム(8.1帖)×100室、洗濯室

(2)日鉄エレックスによる新技術・工法提案概要
・ 防犯セキュリティシステム:共同住宅向け入退室セキュリティ統合システム、駐車場向け防犯セキュリティシステム
・ 寮管理システム:社員寮管理支援システム(入退寮、在寮、喫食、寮費計算、情報伝達支援)
・ 新エネルギー設備:環境配慮型設備の提案(太陽光、風力分散独立電源)、省エネ管理支援システム
・ 快適生活支援:共同住宅BBインターネット環境、地デジ対応共聴、次世代携帯モニタ通報放送システム
・ 短工期省コスト提案:NSF工法に対応したユニットプレハブケーブル工法等

(*)ニッテツスーパーフレーム工法(NSF広工法)とは
 NSF工法は、2001 年に告示化された「薄板軽量形鋼告示」に則った枠組壁工法であり、スチールハウス協会が普及促進をはかってきた「KC型スチールハウス」を、当社独自の開発により防耐火・遮音・温熱性、耐久性など諸性能と使い勝手を大幅に向上させた工法です。1時間耐火認定、3階建設計法、遮熱仕様、遮音仕様が織り込まれます。NSF工法は、外壁パネル及び床パネルの構造面材及び外壁材に高炉スラグを主原料とした窯業系面材を使用し、躯体構造用の薄板軽量形鋼とともに、主要構造に循環環境型部材を活用した環境適合型工法となっています。鉄骨構造と外張断熱通気工法の組み合わせにより、耐久性・耐震性・省エネルギー性などの住宅性能において、優れたパフォーマンスを発揮します。         

 <お問い合わせ先>
新日本製鉄(株)住宅建材開発グループ 電話 03-3275-5064 juhtaku@nsc.co.jp
(株)日鉄エレックス 営業本部ソリューション技術グループ 電話 03-6688-5867

(写真はこちら)


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