新日鉄とポスコ 還元鉄供給と乾式ダストリサイクルの合弁工場を起工

2008/09/02

 新日本製鐵株式会社(所在地:東京都千代田区、社長:宗岡正二、以下 新日鉄)と株式会社ポスコ(所在地:大韓民国浦項市、会長:李亀澤、以下 POSCO)は、8月29日、POSCOの浦項製鉄所にて、還元鉄の供給と乾式ダストリサイクルに関する合弁工場の起工式を行いました。
 両社は、2000年8月に株式の相互保有を含めた戦略的提携契約を締結して以降、副社長級を共同議長とする推進委員会を設置し、その下に様々な分野別の専門委員会と検討会を設けて、各部門にて積極的に戦略的提携を推進して参りました。本合弁事業は両社の戦略的提携の深化・拡大策のひとつであり、2007年10月に事業推進を決定後、本年1月には合弁会社を設立し、工場の建設準備を進めて参りました。合弁工場は2009年9月(浦項製鉄所)、12月(光陽製鉄所)の稼動を予定しております。

○還元鉄の供給と乾式ダストリサイクルに関する共同事業の概要
(1)POSCO製鉄所にて発生する乾式ダストの有効利用を目的として、
  新日鉄とPOSCOが共同出資し、還元鉄の供給と乾式ダスト
  リサイクルの合弁会社を韓国に設立。
(2)POSCOの浦項・光陽両製鉄所構内にダスト処理能力20万トン/年の
  新日鉄型の還元鉄生産及び乾式ダストリサイクルの設備
  (Rotary Hearth Furnace:以下RHF)を1基づつ合計2基を
  建設・操業し、還元鉄を生産、両社に供給。
(3)新日鉄で確立された技術を基盤に両社グループが協力し、
  還元鉄の製造・供給を行う、新たな鉄源ソースを創出する
  ビジネスモデル。
(4)両社は当該プロジェクトを国連CDM理事会にCDMプロジェクト
  として共同申請予定。

【合弁会社概要】
 ・会社名(英文標記)
   POSCO-NIPPON STEEL RHF Joint Venture,Co.,Ltd.(PNR)
 ・資本金:約50億円
 ・出資比率:POSCO70%、新日鉄30%
 ・総投資額:約160億円
 ・会社設立時期:2008年1月
 ・設備稼働予定:2009年9月浦項製鉄所、12月光陽製鉄所

○合弁工場の起工式の概要
(1)月 日:2008年8月29日(金)
(2)場 所:POSCO浦項製鉄所構内
(3)出席者:新日鉄 代表取締役副社長 増田規一郎 他
      POSCO 代表取締役社長  鄭俊陽(Joon-Yang Chung)他


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