八幡製鐵所コークス炉の復旧見通し等について

2008/08/29

 去る7月29日に発生いたしました八幡製鐵所の石炭運送用ベルトコンベアー及びコークスガス配管での火災につきましては、地域、お客様、株主、行政、その他関係各方面の皆様には多大なるご心配をおかけ致し、深くお詫び申し上げます。翌30日には高炉の出銑を再開致しました。火災原因につきましては関係当局のご指導のもとに調査中でありますが、現時点で考えられる再発防止策を織り込み、復旧に取り組んでいく所存です。
 現在、社をあげて全力で早期復旧に取り組んでおりますが、現時点における復旧見通し等について、ご報告致します。

1.第4、5コークス炉の復旧見通し及び高炉への影響について

 8月5日の北九州市消防局による鎮火宣言、8月12日の消防・警察による実況見分完了を受け、当社は8月13日から現場調査、解体・撤去工事に着手するとともに、復旧計画を検討しております。現時点での見通しと致しましては、
 ・第4コークス炉は、本年9月下旬稼動
 ・第5コークス炉は、本年12月中旬稼動
 の予定でありますが、安全を最優先としつつ、可能な限りの対策を織り込み、更なる工期の短縮を目指して参ります。
 今回のコークス炉休止に対しては、全社コークス在庫および三井鉱山㈱等の関係先からのコークス調達も含め、全社的な対応を取っておりますが、コークス炉休止の影響により上記復旧計画での出銑への影響は、年度で20万トン程度となる見込みであります。 

2.鋼材出荷について

 7月30日に第4高炉の出銑を再開して以降、コークス炉を除く全工程が復旧し、各生産ラインは現在順調に稼動しております。 
 鋼材出荷につきましては、復旧工期の短縮は勿論のこと、社をあげての最大限の操業努力による挽回等によって、お客様への影響を最小限に止めるべく引き続き全力を尽くして参る所存でございます。

 尚、業績への影響につきましては、現場調査、解体・撤去工事、及び復旧工事の進捗を踏まえつつ、今後精査して参ります。
 弊社と致しましては、八幡製鐵所コークス炉の一刻も早い復旧に向けて引き続き全力を傾注して参りますので、何卒ご理解賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

        (問い合わせ先)本社総務部広報センター     03-3275-5021~5023
                  八幡製鐵所総務部総務グループ 093-872-6108


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