「ニッテツスーパーフレーム工法(=新日鉄のスチールハウス)」国土交通大臣認定を取得

2008/08/06

 新日本製鐵株式会社(社長:宗岡正二、以下「新日鉄」)は、新たに「ニッテツスーパーフレーム工法」として、「1~3階建て、軒高9m以下、建物高さ13m以下、共同住宅・戸建住宅・寄宿舎」を対象とした「建築基準法施行規則第1条の3第一項による図書省略の国土交通大臣認定(以下 同認定)」を取得しました。
 同認定に適合した構造である建築物は、構造計算に関わる審査を簡略化することが可能となり、構造計算適合性判定が不要となることから、今回の同認定の取得により、建築確認申請期間の大幅な短縮が可能となります。
 また、あわせて、新日鉄は財団法人日本建築センターの「構造評定」を取得予定であり、構造計算適合性判定の対象となる建築物(上記、1条の3項認定の対象外)につきましても、適合性判定機関による審査の円滑化による建築確認申請期間の短縮が期待されます。(3階建以下、軒高さ10m以下、最高高さ14m以下、延べ面積4,998 ㎡以下)
 新日鉄は、顧客であるニッテツスーパーフレーム工法契約事業者に同認定・同評定を提供し建築確認申請時に活用いただくことで、建築確認申請期間の短縮につなげ、他工法との差別化を図って参ります。本認定の取得は、顧客の市場競争力向上に画期的に貢献するものと確信しております。
 現在「ニッテツスーパーフレーム工法」は、一般戸建住宅用途での普及に加えて、共同住宅・寮・社宅、店舗・老健施設への採用が急速に拡大しております。今回の大臣認定取得を契機に、こうした成長市場におけるさらなる普及促進・拡大が見込めることから、当社では、構造設計者を始め、建築事業者を対象とした説明会を順次実施して参ります。

◆ ニッテツスーパーフレーム工法 概要説明会について ◆
 ご希望の方に、新日鉄本社にて、ニッテツスーパーフレーム工法概要説明会を実施しています。説明会への参加を希望される方は、juhtaku@nsc.co.jp までお問い合わせください。
 日時:8月21日(木曜)14:00-16:00
     8月26日(火曜)14:00-16:00

(*)ニッテツスーパーフレーム工法とは
 工法として採用されるニッテツスーパーフレーム工法は、2001年に告示化された「薄板軽量形鋼造(**)告示」に則った枠組壁工法であり、スチールハウス協会が普及促進をはかってきた「KC型スチールハウス」を、新日鉄独自の開発により防耐火・遮音・温熱性、耐久性など諸性能を大幅に向上させた工法です。同工法には、先端技術である、1時間耐火認定、3階建設計法、遮熱仕様、遮音仕様が織り込まれています。
 また、同工法は、外壁パネル及び床パネルの構造面材及び外壁材に高炉スラグを主原料とした窯業系面材を使用し、躯体構造用の薄板軽量形鋼とともに、主要構造に循環環境型部材を活用した環境適合型工法となっています。鉄骨構造と外張断熱通気工法の組み合わせにより、耐久性・耐震性・省エネルギー性などの住宅性能において、優れたパフォーマンスを発揮します。

(**)薄板軽量形鋼造
 「薄板軽量形鋼造」の設計法については、許容応力度計算(ルート1)・保有水平耐力計算(ルート3)・限界耐力計算によることが定められています。(「建築基準法施行令」-告示)
 「ニッテツスーパーフレーム工法」及び「KC型スチールハウス」は、保有水平耐力計算(ルート3)である事から、「構造計算適合性判定」の対象となります。ただし、「施行規則第1条の3第1項の規定に基づき国土交通大臣があらかじめ安全であると認定した内容に基づき、その審査の一部を省略できること、⇒適合性判定の省略が可能となることが定められています。(「建築基準法施行規則の一部を改正する省令」) 
 KC型スチールハウスについては、すでに「第1条の3」認定を再取得済みでしたが、今回、ニッテツスーパーフレーム工法についても同認定を取得したため、「チェックシート」による審査の簡便化と構造計算適合性判定の回避が可能となりました。(3階建以下、最高高さ13m以下、軒高さ9m以下、延べ面積4,998㎡以下)

問い合わせ先:薄板営業部住宅建材開発グループ代表TEL03-3275-5064

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