ウジミナス社拡張投資計画の進捗について

2008/03/31

 新日本製鐵株式会社の持分法適用関連会社であるウジミナス社は、今月、経営審議会を行い、2007年8月9日に公表したウジミナス社の拡張投資計画の主な案件に関して、以下のように決定・確認致しました。

1.ウニガル社第2CGLの建設
 ブラジル・アルゼンチンを中心とする南米自動車生産の急速な拡大、防錆化の進展により、南米の自動車用亜鉛メッキ鋼板需要が急速に増大しており、ウジミナス社と新日鉄の自動車用亜鉛メッキ鋼板製造合弁会社であるウニガル社(南米最大の自動車用亜鉛メッキ鋼板製造会社)は、この需要に応えるべく、第2CGLを建設する方針を決定いたしました。
①生産規模:55万㌧/年(第1CGL48万㌧/年)
②立地:ウジミナス社イパチンガ製鉄所構内(第1CGL隣接地)
③稼動時期:2010年末

2.イパチンガ製鉄所厚板工場能力増強
 南米唯一の厚板製造会社であるウジミナス社は、エネルギー分野を中心とした需要増加に応えるべく、イパチンガ製鉄所厚板工場の能力増強する方針を決定いたしました。
①増強規模:+50万㌧/年(現状100万㌧/年) 
②立地:ウジミナス社イパチンガ製鉄所
③稼動時期:2010年央

3.クバトン製鉄所熱延工場新設
 将来のハイ・ミドルグレード需要への対応のため、エネルギー向け高級鋼にも対応できる、最新鋭の熱延工場を建設いたします。
 ウジミナス社は2008年3月17日に三菱商事と契約を締結し、同年8月より建設工事に入ります。
①生産規模:第一期230万㌧/年
     (拡張時最大能力470万㌧/年)
②立地:ウジミナス社クバトン製鉄所
③稼動時期:2011年4月予定

4.新規鉄源製鉄所の建設
 粗鋼生産能力の拡大については、イパチンガ製鉄所の能力拡張および新規鉄源製鉄所の建設を予定しております。新規鉄源製鉄所については、300万㌧/年の半製品生産能力を持つ新製鉄所を、クバトン製鉄所隣接地を主案として、検討を行います。
 なお、同立地では、本年2月にウジミナス社が買収したJ.Mendes(ジェイメンデス)鉄鉱山の鉄鉱石の安定供給を受けるメリットも見込まれます。
  
(問い合わせ先)
 広報センター TEL:03-3275-5021,5022,5023

                         以 上


このページの上部へ

ここからフッター情報です