広畑製鉄所溶融亜鉛メッキラインによる自動車用GA鋼板の供給対応力の強化

2007/12/27

新日本製鉄株式会社(社長:三村明夫)は、自動車用高級鋼板の需要が拡大し品質要求の厳格化が進んでいる中で、広畑製鉄所のNo.2溶融亜鉛メッキライン(CGL:Continuous Galvanizing Line)を合金化溶融亜鉛メッキ鋼板(GA鋼板)・溶融亜鉛メッキ鋼板兼用のラインとして2006年12月に稼動させました。GA鋼板はこれまで同製鉄所で生産しておりませんでしたが、この度、主要な自動車メーカーの材料承認を順次取得してきたことから、近畿・中国地区の需要家を中心に、当社の新たな供給拠点として今年度下期より大幅に生産規模を拡大してきております。

近年、国内における自動車完成車生産台数が大幅に伸長してきている中で、当社はその需要に応えるべく、既に2006年前半に君津ならびに名古屋に新CGLを稼動させ、現在、両ラインは安定生産を継続し、フル稼動しております。今下期からの広畑製鉄所No.2CGLの本格稼動により、八幡製鉄所を含めた4製鉄所でのCGLが装備されたことで、需要家立地に応じたフレキシブルな生産が可能となり、自動車用GA鋼板の旺盛な需要に対するより安定した供給体制を確立しております。

以 上
               
注:合金化溶融亜鉛メッキ鋼板(GA鋼板:galvannealed steel sheet)
溶融亜鉛メッキ後に加熱処理を行い、メッキ層を亜鉛-鉄合金とした鋼板で、耐蝕性、加工性、溶接性、塗装性等に優れているため自動車用防錆鋼板として採用されている。

問合せ先 : 広報センター 3275-5022




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