BNAの溶融亜鉛メッキ鋼板製造設備の能力増強について

2007/12/27

新日本製鐵株式会社(以下、新日鉄)、宝山鋼鉄株式有限公司(以下、宝鋼)、アルセロールミタルの3社が合弁で上海市に設立した、中国初の本格的高級自動車鋼板供給基地であるBNA(宝鋼新日鐵自動車鋼板有限公司)は、2005年3月の立上げ以降、中国の自動車マーケットの急速な拡大をうけ、きわめて順調に生産販売を伸ばしてきており、立上げほぼ1年で単月黒字化を達成し、2年目で単年度黒字を実現いたしました。また、今年9月には立上げ2年半で累損を一掃することができました。
このような状況下、BNAの親会社3社は、第3溶融亜鉛メッキラインを、現行ラインの隣接地に新設することを正式決定いたしました。新ラインは、現在の第1溶融亜鉛メッキラインと同タイプの最新ラインで、生産能力45万t/年の自動車用高級メッキ鋼板を生産するものです。新ラインは2010年の稼動を目標にしております。

<新ラインの概要>
○名称:第3溶融亜鉛メッキライン(NO.3CGL)
○生産能力:45万㌧/年
○投資額:約250億円
○立地:現在のBNAの隣接地(宝鋼構内)
○稼動開始時期:2010年目標


(参考)BNAの概要
○社名:
宝鋼新日鐵自動車鋼板有限公司(日本名)
Baosteel-NSC/Arcelor Automotive Steel Sheets Co.,Ltd(英語名)
○事業内容:自動車鋼板(冷延鋼板、溶融亜鉛メッキ鋼板)等の製造・販売
○製品:冷延鋼板、溶融亜鉛メッキ鋼板
(主として自動車向け。一部、家電・建材向けを含む。)
○設備:
酸洗/冷延 170万㌧/年
連続焼鈍(C.A.P.L.) 90万㌧/年
第1溶融亜鉛メッキ(NO.1CGL) 45万㌧/年 
第2溶融亜鉛メッキ(NO.2CGL) 35万㌧/年 
○従業員:約650名
○総投資規模:65億元
○登録資本:30億元
○出資比率:宝鋼50%、新日鉄38%、アルセロールミタル12%

(お問い合わせ先)
総務部広報センター TEL:03-3275-5021~5023
以 上
 


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