上海宝鋼向けブリキ鋼板製造設備の受注について

2006/03/28

新日本製鐵株式会社(代表取締役社長 三村 明夫)エンジニアリング事業本部はこのたび、宝鋼集団より電気ブリキ鋼板製造設備(ETL)と、ティンフリー鋼板製造設備(TFSL)を受注いたしました。

中国では食缶、飲料缶に使用するブリキ鋼板への需要が著しく伸びており、宝鋼でもこれに対応すべく設備新設を決定したもので、入札に際しては欧州勢との激しい受注競争が展開されましたが、最終的に新日鉄の技術と実績が評価されました。ラインの立ち上げは2009年初頭の予定です。

宝鋼集団は旧上海冶金系製鉄所および梅山製鉄所を吸収してグループ化しており、2005年のグループ全体の粗鋼生産は2200万トン(世界第6位)に上ります。昨年稼動開始した表面処理ラインも当社が納入したものです。

当社の電気ブリキ鋼板製造設備はこれまでに、宝鋼第二冷延に2ライン、当社の出資会社である広州太平洋ブリキに1ライン採用されており、今回が中国で四基目のラインとなります。一方、ティンフリー鋼板製造設備は、中国で初の納入となります。

中国では今後、各社で薄板製造設備新設が計画されており、同事業本部としては、今回の受注を足がかりとし、更なる拡販を狙います。
なお、新日鉄エンジニアリング事業本部は、本年7月に分社され新日鉄エンジニアリング(株)(仮称)となります。



問い合わせ先 
新日鉄エンジニアリング(株)広報室 TEL03-3275-6030


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