中国におけるフロン処理CDM事業の国連承認について

2006/03/14

新日本製鐵株式会社
三菱商事株式会社

 新日本製鐵株式会社(代表者:三村明夫、以下、新日鉄)と三菱商事株式会社(代表者:小島順彦、以下、三菱商事)が中国山東省で進めているフロン処理CDM事業(以下、本事業)が、3月13日に国連のCDM理事会で正式承認されました。
 本事業については、昨年12月の中国・日本両政府の承認を経て、本年1月に同理事会に承認申請を行っていたものです。
 本事業は、中国最大のフロン製造メーカーである山東東岳化工股分有限公司(以下、東岳化工)においてフロン(HCFC22)製造過程で大気中に放散されている副生ガス(HFC23)を分解処理することにより、温暖化ガス削減効果を排出権として獲得するものです。東岳化工が事業主体となり、新日鉄は副生ガス分解処理プラントのエンジニアリング及び主要機器の供給を行い、三菱商事はCDM事業形成における支援業務を受け持っています。
 本事業による排出権獲得量は二酸化炭素換算で年間約10百万トンとなり、世界最大級のCDM事業となる見込みです。
 2007年前半に分解処理プラントの稼動を予定しており、京都議定書第一約束期間終了の2012年末迄に獲得する排出権全量を、新日鉄、三菱商事及びナットソース・グループの三社が購入します。


(本件に関するお問い合わせ先)
新日本製鐵株式会社 広報センター 鈴木
TEL 03-3275-5021
三菱商事株式会社 広報部 橋本
TEL 03-3210-3448

                            以 上


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