(株)神戸製鋼所加古川製鉄所 第二高炉の改修工事着工について

2005/11/14

新日本製鐵株式會社(社長 三村明夫)プラント・環境事業部(以下「プラント・環境事業部」)は、本年11月中旬より、株式会社神戸製鋼所殿(以下「神鋼殿」)加古川製鉄所第2高炉(3次改修)の現地据付工事を本格的に開始します。

昨年9月、神鋼殿は、特長ある製品・高級鋼の供給体制の強化による事業収益力の向上と高炉更新による中長期的なコスト競争力向上を目的に、加古川製鉄所と神戸製鉄所の生産体制の強化を発表。この一環として、3基ある加古川製鉄所の高炉の内、現在休止中の第2高炉を新たに炉容積を5400m3に拡大改修し、稼動中の第1高炉(炉容積4550m3)とのスイッチを計画しています。

今回の拡大改修にあたり、本年4月、プラント・環境事業部は、炉頂装入装置・炉体櫓・炉体冷却システム・鋳床を含む高炉本体設備及び排熱回収等の周辺付帯設備の設計・製作・据付工事一式を受注しています。これは、プラント・環境事業部の5,000m3を超える大型高炉の豊富な建設実績(5000m3を越える大型高炉建設は今回を含め6基目)に加え、炉容拡大改修の高い技術信頼性、銅ステーブや炉底ステーブ等の炉体冷却システムに代表される最先端の技術を駆使した省エネルギー・長寿命化提案が高く評価されたことによります。

現在、2007年3月末の火入れ準備完了を目指し順調に機器の設計・製作を進めており、本年11月中旬より現地に炉体櫓を搬入し本格的に据付工事を開始する予定です。

プラント・環境事業部では、高炉を主力商品の一つと位置付けており、今後とも新日鐵社内及び日本国内外の高炉改修・建設を積極的に対応し、高炉事業基盤の強化に注力していきます。

【加古川製鉄所第2高炉概要】
①炉容積 :旧第2高炉(休止中)3,850m3  → 新第2高炉 5,400m3 
②スケジュール    :2005年11月中旬 現地据付工事開始
   2007年3月末 火入れ準備完了

問い合わせ先 
新日鉄エンジニアリング(株)広報室 TEL03-3275-6030


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