海外建材分野におけるスーパーダイマ販売に関する豪州ブルースコープスチール社との提携について

2005/02/17

海外建材分野におけるスーパーダイマ販売に関する
豪州ブルースコープスチール社との提携について

新日本製鐵株式会社(以下「新日鉄」)とブルースコープスチール社(本社:豪州メルボルン 以下「ブルースコープ」)は、アジアの9カ国(中国、台湾、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド)および豪州・ニュージーランドの建材分野を対象に、新日鉄の薄板戦略商品であるスーパーダイマを、ブルースコープの建材加工拠点を通じて加工・販売することを内容とする営業面での提携を行うことで合意した。

建材分野において、新日鉄は、日本国内では既にスーパーダイマに関する建材薄板加工業者のネットワークとして「スーパーダイマ倶楽部」を構築し、中部国際空港をはじめとする物件で着実に実績を上げている。また、海外においても、タイの建材展示会CONBEX2004に参加するなど積極的な取り組みを展開している。今回のブルースコープとの提携は、同社の持つ建材加工拠点・販売ネットワークの活用により、海外の建材分野におけるスーパーダイマの更なる浸透を図るものである。

 ブルースコープは、アジア各国に5箇所のメッキ・塗装工場と19箇所の建材加工拠点(BlueScope Lysaght社)および100箇所以上の販売・施工拠点網を保有し、薄板の加工から建屋の設計・据付までを一貫で実施している。2004年4月には、米国の鋼建材メーカーであるバトラー社を買収し、該社の持つ中国拠点(加工2箇所、販売・施工21箇所)をも保有するに至っている。ブルースコープは、スーパーダイマを、自社の主力商品であるZn-55%Al鋼板(ブランド名:Zincalume R)を補完するものと位置づけており、自社商品と併せて市場開拓を図る計画である。

なお、新日鉄は、スーパーダイマを建材用途以外にも家電用途等、国内外で広く販売しており、近年は海外においても用途開発を進めている。これら分野については、本提携とは関係なく、従来通り販売を行なうこととなる。

以 上
(お問い合わせ先:総務部広報センター 鈴木 03-3275-5103)


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