三菱製鋼㈱殿の休止電気炉設備購入による特殊鋼一貫能力の拡大について

2005/02/15

新日本製鐵㈱(所在地:東京都千代田区、社長:三村明夫)は、新日鉄の特殊鋼製造拠点である室蘭製鉄所において、急速に増加する需要に対応すべく、その対策を検討して参りました。

この度、平成13年12月に休止した三菱製鋼㈱殿の電気炉設備を購入・再稼動すると共に、三菱製鋼室蘭特殊鋼㈱殿の圧延余力を活用することについて、当社と三菱製鋼㈱殿との間で、基本合意に至りましたので、平成17年度上期目処の稼動に向けた準備に入ることとします。これにより、鉄源から圧延までの一貫能力の向上が図れることとなります。

全国の特殊鋼生産は、平成15年度、16年度と2年連続して過去最高の生産を実現してきました。しかしながら、自動車向けを始めとする需要は急速に増加しており、既に足下は極めて需給タイトな状況であるとともに、今後もこの状況は東アジア経済の拡大を受けて継続する見込みであります。
本対策は既存インフラを活用するものであり、早期且つ効率的に一貫能力向上を図ります。既に発表した㈱中山製鋼所殿との棒線製造新会社設立の対策と合わせて、当社の特殊鋼・棒線の生産体制を拡充・整備することにより、需要家の皆様のご要望に適切に応えていきたいと考えております。


・電気炉仕様     100トン直流電気炉
・電気炉再稼働時期 平成17年度2/四期を目処
・一貫能力向上効果 月間約2万トン

                                   
以  上

 本件に対するお問い合わせは以下にお願いいたします。
  新日本製鐵㈱ 総務部広報センター   
   TEL 03-3275-5022・5103


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