新日鉄、AMCI社と豪州炭鉱権益取得及び原料炭長期引取り契約に関し基本合意

2004/12/15

新日本製鐵株式会社(社長:三村明夫)は、AMCI社(本社 米国・コネティカット州、社長:ハンス・メンデ)と、AMCI社が保有する豪州原料炭炭鉱カーボロ・ダウンズ及びグレニス・クリークの権益取得(それぞれ5%)と両炭鉱の拡張並びに両炭鉱から産出される原料炭に関する10年間、総量約1200万トンの長期引取り契約(当社に延長オプション)につき、基本合意に達しました。今後、2005年1月末を目処に、正式に契約を締結する予定です。

当社は、これまで、米国炭や豪州半無煙炭などの取引きを通じて、AMCI社と強固な関係を築いて参りました。今般、AMCI社は、豪州クイーンズランド州のカーボロ・ダウンズ炭鉱の新規開発を行い、2005年より出炭を開始し、徐々に生産規模を拡大することを計画しております。また、豪州ニュー・サウス・ウェールズ州のグレニス・クリーク炭鉱は、現在、170万トン/年体制で操業しておりますが、AMCI社は、これをフル生産時で280万トン/年体制へ拡張することを計画しております。当社は、両炭鉱の開発・拡張に参画しこれを支援することが、世界的に需給タイトな状況が続いている原料炭市場の安定化に資するものと判断致しました。

また、今回のAMCI社との基本合意により、当社は、カーボロ・ダウンズ、グレニス・クリーク両銘柄の原料炭につき、期間10年間、総量約1200万トンの長期引取りを確保できる見通しを得ました。それぞれ低灰分、高流動性の優良コークス用炭であり、今後の当社主原料調達の一層の安定化に資するものと確信しております。また、当社は、本案件により、AMCIとの関係をより一層強化できるものと期待しております。


以上

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