新日本製鐵の3製鉄所(八幡,名古屋,君津)がISO/TS16949:2002の認証を国内製鉄メーカーで初取得

2004/08/26

新日本製鐵株式会社八幡製鉄所、名古屋製鉄所および君津製鉄所は、自動車セクター品質保証国際規格である、ISO/TS 16949:2002(以下、TS2)の第三者認証を国内製鉄メーカーとして初めて取得致しました。これにともない、今月米国から審査機関であるSRIクオリティー・レジストラー(以下、SRI)代表が当社を訪問し登録証授与式が執り行われました。
(審査は、当社のISO9001:2000、QS-9000認証を登録している日本検査キューエイ株式会社(JICQA)がISO/TS16949審査登録機関として申請中であるため、米国SRIに依頼し、一部日本人(JICQA所属)SRI契約審査員も加わって実施されました)

TS2は、自動車サプライチェーンに属する企業が満足すべき品質保証要求事項で、ISO 9001:2000プラスアルファの共通要求事項と自動車メーカー毎の固有要求事項で構成されています。(インターナショナル オートモティブ タスクフォースおよび社団法人日本自動車工業会による作成) 従来、自動車セクター品質保証国際規格にはビッグ3が策定したQS-9000がありますが、2006年末に廃版になるため、本規格が後継の位置付けとなります。これは、QS-9000に新たな要求事項を加えて一段と厳しい規格となっております。

当社では、従来から、高品質の商品を製造するため、商品・技術開発に加えて、品質管理、品質保証体制の確立に注力して参りました。その結果、各所において全品種を管理するマネジメントシステムでISO 9001:2000の第三者認証を取得したのをはじめ、QS-9000、船級、 API等いわゆるセクターの要求事項にも対応して認証を取得する等、お客さまからの信頼や製品品質にも高い評価を頂いて参りました。

今回のTS2の第三者認証取得は,主に米国自動車メーカーからの要求に呼応する形で実施致しましたが,この結果は一連の品質向上への取り組みの成果と認識しております。この中で、規格要求に沿ってプロセスアプローチの視点を強化したことにより、改善、是正、予防活動の活性化、効率改善の実現等、品質マネジメントシステムのステップアップにつなげることもできました。
今後も、これらの成果を活かし,更にお客さまの満足の向上、品質改善等の活動を継続して参ります。

 ~参考~
 ISO9001:2000 : 製品・サービスなどの品質管理、品質保証の要求事項。
 QS-9000    : 米国ビック3が策定した品質管理、品質保証の要求事項。
 ISO/TS16949:2002(TS2) : 自動車メーカーが要求する品質管理方法、品質保証要求事項。(ビック3+BMW、VW、FIAT、PEUGEOT、RENAULTが主として要求)

以 上

連絡先 : 総務部広報センター TEL 03-3275-5022


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