名古屋新設ガスホルダーの運転開始について
2004/04/16
弊社名古屋製鐵所においては、昨年9月3日のガスホルダー爆発事故により3基のガスホルダーが使用できない状態での操業を行ってまいりました。この度、新設ガスホルダー2基が完成、関連法令に基づく立ち入り検査等も完了し、4月1日より慎重に試運転調整を行い、本日、本格稼動の運びとなりました。これに伴い、より安定したガスバランス下において操業が可能になるものと考えております。
新設ガスホルダーはオイルシール構造を持つ最新式であり、設計にあたりましてはHAZOPスタディー(*)を用いて、火災・爆発につながる要素を網羅的に検討し、その対策を織り込んでおります。設備構造だけでなく、操業・維持管理も含めて学識経験者の監修をいただき、安全・防災面に万全を尽くしております。
今後共、安全・防災を最優先に操業して参りますので、皆様のご理解を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
【参考】
1)新設ガスホルダー
・ 6万立米 直径43m × 高さ56m 1基
・ 15万立米 直径51m × 高さ87m 1基
2)(*)HAZOP(HAZard & OPerability)スタディー
・ 欧米のプラント安全性評価手法のスタンダード
・ 1992年米国・労働安全健康法で危険物を扱う施設の評価手法として認定
・ 設計段階において、火災・爆発につながる要素を網羅的に想定し、評価・対応する手法
3)関連法令に基づく受検履歴
2/20、3/12 「消防法」完成検査
3/30 「石油コンビナート等災害防止法」適合確認
3/31 「ガス事業法」立入検査
以上
問い合わせ先:総務部 広報センター 03-3275-5021~5023
名古屋製鐵所総務部総務グループ 052-603-7023~7024