広畑電磁鋼センター株式会社の株式取得

2004/04/05

新日本製鐵株式会社(社長:三村 明夫)は3月30日、広畑電磁鋼センター株式会社(兵庫県姫路市)を、新日鐵の電磁鋼板事業の主要機能を担うべき加工拠点として発展・拡充させるため、三井物産株式会社からの株式譲り受けによる出資比率向上で、昨年1月1日の日鉄電磁テクノに続き、該社を連結子会社としました。

広畑電磁鋼センターは、新日鐵の電磁鋼板の指定スリットセンターとして新日鐵広畑製鐵所電磁鋼板工場の精整工程を担当すると共に、モーターコア加工等の部品事業に注力しております。
今回、新日鐵は自動車・電装品分野用途の電磁鋼板を需要家での開発・設計段階から確実に捕捉するため、コア加工メーカーとしても実績のある広畑電磁鋼センターとの連携強化を図り、素材製造から最終製品までの技術サービスの一体的な事業運営の実現を目指します。
新日鐵の出資比率向上については関係者との協議も踏まえ、既存株主からの株式譲り受けによる出資比率向上が妥当と判断、出資比率を従来の20%から株式譲り受け後51%とし、連結子会社としました。

今回の出資比率向上を通じて、新日鐵および広畑電磁鋼センターは、両社の連携をより深め、技術交流を推進しながら需要家サービスの一層の充実を図って参ります。

【参考:広畑電磁鋼センターの概要】
(1) 所在地:姫路市飾磨区入船町6-4
(2) 代表者:代表取締役社長 桂 稔(三井物産出身)
(3) 資本金:2億円
(4) 株 主:
従来
    三井物産 50%
    東亜通信 30%
    新日鐵 20%
今後
    新日鐵 51%
    三井物産 49%
(5) 事業概要:
① 電磁鋼板のスリット加工、コア焼鈍等、精整加工
② 自動車・電装品向けモーターおよび点火コイル用鉄芯の製造・販売
③ 電源トランス用鉄芯の製造・販売
④ 精密スリッタ-精整作業の操業指導等
(6) 売上高:約24億円(平成14年度)
(7) 従業員数:127名(平成15年度末・常任役員を含む)
以上


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