中国におけるコークス製造・販売の合弁会社設立について

2003/12/15

新日本製鐵株式会社(社長:三村 明夫)は、兼松株式会社(社長:倉地 正)および新日鉄の中国におけるコークス調達先である天津天鉄煉焦化工有限公司(董事長:朱 徳升、以下「天津天鉄コークス」と、コークスの製造・販売等を行う合弁会社を中国天津市に設立することで合意しました。

合弁会社の新工場は、天津天鉄コークス所有の既存コークス工場の隣接地に建設されます。既存インフラを活用することによって、同社既存設備の半分程度に投資額を抑える予定です。
また、同工場は天津新港に近いため(23km)、コークスの輸出に有利な立地にあります。
当社は、資本参加によりコークスの安定確保を図ります。

合弁事業の主な内容
(1) 会社名称:天津鐵松製焦有限公司 <英文名称:Tianjin Tiesong Coking Co., Ltd.>
(2) 所在地:中華人民共和国天津市(天津天鉄コークスの既存コークス工場の隣接地)
(3) 会社形態:中外合資経営企業(有限会社)
(4) 主たる事業:コークスの製造・販売
(5) 生産量:年間100万トン
(6) 総投資額:8.15億元(約108億円)
(7) 登録資本:4.15億元 (約55億円)
出資比率
天津天鉄コークス 2億6,975万人民元 (約35.6億円、65%)
兼松 1億375万人民元 (約13.7億円、25%)
新日鉄 4,150万人民元 (約 5.5億円、10%)

総投資額と登録資本との差額(4億元)は、借入を行う。
(8) 従業員数:約460名
(9) 優先引取権:新日鉄・兼松あわせて30万トン/年の優先引取権を取得。
(10) 役員会:5名。新日鉄1名、兼松1名、天津天鉄コークス3名の指名権を持つ。
総経理は天津天鉄コークス、副総経理(1名)は、兼松が指名。
(11) スケジュール
合弁会社設立 2004年1月
工場建設着工 2004年3月
工場建設完工 2005年3月
生産開始   2005年7~8月頃
以上

お問い合わせ 広報センター 03-3275-5021


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