サハリン-II Phase-2 Development タンカーローディングユニットの受注について

2003/10/14

新日本製鐵株式会社(代表取締役社長 三村明夫)エンジニアリング事業本部鉄構海洋事業部(取締役事業部長 太田英美、以下新日鐵)は、新日鐵の100%子会社であるエヌエスネフテガスストロイ(以下NSNL)と共に、このたびサハリンエナジーインベストメントカンパニー(Sakhalin Energy Investment Company Ltd 、以下SEIC)より、サハリンIIPhase-2開発計画のうち、タンカーローディングユニット(以下TLU)の設計・製作・輸送・据付工事一式を受注(契約総額約60億円)し、去る10月7日契約書に調印致しました。

タンカーローディングユニットは、鋼製の下部工に旋回式の原油積出設備を上部に設置したタンカー用固定式海上原油積出施設で、ロシアサハリン島南部、プリゴロドノイ(コルサコフ港の約12Km東)に建設中の原油出荷基地より約6kmの海上に設置されます。新日鐵はTLUの設計、製作、輸送を、またNSNLは輸送、据付をそれぞれ実施することになります。
尚、TLUはインドネシアバタム島にあるNS-BATAM社にて製作され、2005年夏に現地に据付られる予定です。

注)
サハリン-II Phase2開発計画:
サハリン島北東部沖合いのピルトン・アストフスコエ及びルンスコエ両鉱区より産出される石油・天然ガスを海底および陸上パイプラインで輸送し、同島南部アニヴァ湾プリゴロドノイ地区でLNG液化処理・貯蔵し、出荷するための一連の設備を建設するプロジェクト。2006年に原油、2007年にLNGの出荷が予定されている。

SEIC:サハリン-IIの開発計画実行の為に設立された会社。シェル(55%)三井物産(25%)及び三菱商事(20%)により構成される。

お問い合わせ先 新日鉄エンジニアリング(株)広報室 TEL03-3275-6030


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