名古屋製鐵所におけるガスホルダー爆発事故後の復旧状況について

2003/09/18

 弊社名古屋製鐵所の現時点における設備稼働状況についてご報告申し上げます。

 まず高炉の操業状況でありますが、9月13日に、転炉ガスホルダーの高炉ガス用への利用について、関係当局よりガス事業法上の技術基準に適合している旨ご確認を頂いたことに伴い、安全・防災面への十分な配慮を行いながら、9月17日に2基稼動を再開致しました。
引き続き安全・防災を最優先に、所内のガスバランスを慎重に調整しながら立ち上げを図っており、今後さらに見極めが必要ではありますが、当初9月末に9割程度とご説明しておりました出銑量復旧につきましては大幅な前倒しが可能となる見通しであり、12月までの減産量も相当規模改善されるものと想定しております。

 圧延工程におきましても、同様にガスバランスを慎重に図りながら操業を行っておりますが、各ラインとも概ね順調であります。

 但しデリバリーにつきましては、今後全社を挙げてお客様への影響を最小限に抑えるべく努力を傾注して参りますが、誠に遺憾ながら事故発生直後からの数日間に亘る出銑減の影響から厳しい状況が続いております。各ラインとも材料の供給見合いで順次立ち上げて参りましたが、在庫状況等を勘案しつつ他所への振り替えなどの緊急対応を行っていることをはじめ、なお暫くの間は、個別に納期調整等のお願いが続く見通しであり、お客様各位に多大なご迷惑をお掛けしておりますことにつき、誠に申し訳なく存じております。

 お客様各位はじめ皆様のご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
                               以上

 (問い合わせ先)総務部 広報センター 03-3275-5021~5023


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