自動車用鋼板を製造・販売する合弁会社設立に関する基本合意

2003/07/22

<自動車用鋼板を製造・販売する合弁会社設立に関する基本合意>

新日本製鐵株式会社 宝山鋼鉄株式有限公司

 新日本製鐵株式会社(社長 三村 明夫)と宝山鋼鉄株式有限公司(総経理 艾宝俊)は、中国における自動車市場の発展に伴い中長期的な成長が見込まれる高級自動車用鋼板需要に応えるため、自動車用鋼板を製造・販売する合弁会社を宝山鋼鉄構内(上海市宝山区)に設立することについて基本合意に至り、7月22日、意向書を締結いたしました。

 両社は、今回の合意に基づき詳細条件を詰め、年内にも正式契約を締結、中央政府の設立認可を経て、2005年5月に営業運転を開始することを目指しております。

 宝山鋼鉄は、1978年の日中平和友好条約締結に伴う経済協力の象徴的なプロジェクトの一つとして中国国民の努力と新日鐵の協力の下に生まれ、爾来、中国経済の発展に大きく貢献してまいりました。この間、新日鐵と宝山鋼鉄は、多面に渡り、協力、合作関係を深めて参りましたが、今回の合弁事業を通じてより強固な関係を築き上げることで、中国の鉄鋼及び自動車産業の発展、また日中経済協力の一層の強化に対し、更なる貢献ができるものと確信しております。

以上

<基本合意の概要>

目的 主として中国大陸内における自動車用鋼板需要への対応
事業内容 自動車用鋼板等の製造・販売
製品 冷延鋼板、溶融亜鉛メッキ鋼板(主として自動車向け。一部、家電・建材用を含む)
設備(年産) 酸洗/冷延:170万トン
連続焼鈍(C.A.P.L.):90万トン
第一溶融亜鉛メッキ(No.1 CGL):45万トン
第二溶融亜鉛メッキ(No.2 CGL):35万トン
宝山鋼鉄が既に国際競争入札により契約し、建設中の1800mm冷延工場を、合弁会社が取得する。
技術 設備契約に基づき新日鐵が投入する自らの高級自動車用鋼板製造技術の他、市場の需要に基づき、新日鐵と宝山鋼鉄は、さらにそれぞれが保有する高級自動車用鋼板製造及び需要家サービスに関する技術・ノウハウを投入する。
総投資額 65億元程度(約1000億円)
要員規模 約600名
登録資本 30億元(約450億円)
出資比率 (中方)宝山鋼鉄株式有限公司 :50%
(外資方)当社主体 :50%
経営組織 中方、外資方同数から成る董事会の決議の下、宝山鋼鉄が指名する総経理と新日鐵が指名する副総経理等から成る経営管理機構が業務を執行する。
期間 合弁設立から20年
立地 宝山鋼鉄構内(上海市宝山区)
スケジュール 2003年末に合弁契約締結予定
2005年5月に生産開始予定


連絡先 新日本製鐵株式会社 総務部広報センター 03-3275-5022 / 5023


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