二酸化炭素(CO2)地中貯留圧入実証試験における圧入設備の納入について

2003/07/09

このたび新日本製鐵株式會社(代表取締役社長:三村明夫)エネルギーエンジニアリング事業部は、(財)地球環境産業技術研究機構(RITE)が、平成12年度から経済産業省の補助を受けて実施している「二酸化炭素地中貯留技術研究開発」プロジェクトにおいて、RITE分室の(財)エンジニアリング振興協会から、日本で初めてのCO2圧入実証試験設備を受注し、平成15年7月7日に無事圧入が開始されました。この技術は、地下の隙間が多く、水などの流体を通しやすい地層である帯水層へ地球温暖化の一因であるCO2を圧入して、長期的に貯留しようとするものです。今回納入した設備は、液体のCO2を受け入れ、加圧蒸発させ地下1,100mの帯水層へ超臨界状態のCO2を圧入するためのものです。今後、建設場所である新潟県長岡市 帝国石油(株)岩野原基地で、約1年半かけて約10,000トン(日量約20トン) のCO2が圧入されます。
 当社は、(社)日本鉄鋼連盟の自主的行動計画に沿って、2010年度にはエネルギー消費量を10%削減(対1990年度)するべく自社内の省エネ活動に取り組んでおりますが、これまで長年に亘って培ったエンジニアリング力を通じ、今後も幅広い分野で温暖化対策等の地球環境問題に貢献していく予定です。

お問い合わせ先:新日鉄エンジニアリング(株)広報室 TEL03-3275-6030


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