直接溶融・資源化システム(シャフト炉式ガス化溶融炉)6施設の竣工について

2003/04/17

新日本製鐵株式會社(社長 三村 明夫)が建設を進めてまいりました直接溶融・資源化システム(シャフト炉式ガス化溶融炉)3施設(多治見市様向け、豊川宝飯衛生組合様向け、大分市様向け)が、この度相次いで竣工式を迎える運びとなりました。平成14年12月より開始されたダイオキシン規制強化に対応し、昨年度は全国的にも過去最多数の案件が竣工しております。このような中、弊社では昨年10月、11月、12月にそれぞれ竣工式を実施した施設に、この度竣工式を執り行う3施設を加え、平成14年度内に6件の施設が竣工したことになります。また、これらの施設全てが既に昨年末より稼働に入っており、ダイオキシン規制も十分にクリアしております。
これにより弊社はガス化溶融炉メーカーでは最多の19件を稼働させることになりました。(受注22件)

○平成14年度/この度竣工式を迎える施設は以下3件です。
・多治見市様 多治見市三の倉センター      :平成15年4月10日竣工式
 ・豊川宝飯衛生組合様 
豊川宝飯衛生組合清掃工場B棟(5号炉・6号炉) :平成15年4月16日竣工式
 ・大分市様 大分市佐野清掃センター清掃工場   :平成15年4月18日竣工式

○平成14年度/先に竣工・稼働を迎えた施設は以下3件です。
・滝沢村様 滝沢村清掃センター(ごみちゃんセンター):平成14年10月稼働開始
・習志野市様 芝園清掃工場           :平成14年11月稼働開始
・高知西部環境施設組合様 幡多クリーンセンター :平成14年12月稼働開始



 弊社の直接溶融炉は処理対象が広く(不燃物や汚泥、焼却灰などまで含めた処理)、溶融物の資源化に優れ(すべての稼動施設にて溶融物の資源化を実現)、最終処分量が極小化できる資源循環型社会の中核施設として、さらにはダイオキシンをはじめとする環境対策に優れた施設として長年稼動実績を積み重ねてきました。今回の稼動施設についても、これらの特長を引き継いだ上、更なる技術改善を織り込んでおり、ご採用頂いたお客様の環境問題に対する取り組みに大いに貢献できるものであると確信しております。

以下、平成14年度に竣工した6施設の概要を記します。




参考1
<多治見市三の倉(さんのくら)センター>
○稼働開始平成15年4月1日 
1.施設場所   :岐阜県多治見市三の倉町猪場37番地
2.処理能力   :170t/日(85t/24h×2炉)
3.処理対象物  :資源ごみを除く可燃ごみ、不燃ごみ、粗大ごみ、汚泥
4.余熱利用   :蒸気タービン発電(1,990kW)による本施設内への
電力供給など
5.その他    :リサイクルプラザ(34t/5h)を一体で建設
          ※竣工はリサイクルストックヤード完成後の平成17年3月予定



参考2
<豊川宝飯(ほい)衛生組合清掃工場>
○稼働開始平成15年4月1日 
1.施設場所   :愛知県豊川市平尾町親坂50番地
2.処理能力   :130t/日(65t/24h×2炉)
3.処理対象物  :資源ごみを除く可燃ごみ、軟性粗大ごみ、隣接している既設焼却炉の焼却残渣、し尿汚泥焼却残渣、灰処分場浸出水処理施設脱水汚泥
4.余熱利用   :近隣福祉施設への熱供給及び蒸気タービン発電(1,850kW)による
          本施設内への電力供給など



参考3
<大分市佐野清掃センター清掃工場>
○稼働開始平成15年4月1日 
※竣工式日時 平成14年4月18日(金)10時~12時(場所は下記)
1.施設場所   :大分県大分市大字佐野3400番地の10
2.処理能力   :387t/日(129t/24h×3炉)
3.処理対象物  :可燃ごみ、し尿汚泥、粗大ごみ破砕後の可燃物
4.余熱利用   :蒸気タービン発電(9,500kW)による本施設内への電力供給
(余剰電力は電力会社に売却)、近隣植物公園温室への温水供給など
5.その他    :高効率発電(蒸気条件:40ata.400℃)を実施






参考4
<滝沢村清掃センター(ごみちゃんセンター)建設工事の概要>
○稼働開始 平成14年10月1日より
1.施設場所   :岩手県岩手郡滝沢村滝沢字大石渡332番地2    
2.処理能力   :100t/日(50t/24h×2炉)
3.処理対象物  :資源ごみを除く可燃ごみ、不燃ごみ、粗大ごみ
4.余熱利用   :蒸気タービン発電(1,200Kw)による本施設内への電力供給など




参考5
<習志野市 芝園(しばぞの)清掃工場の概要>
○稼働開始 平成14年11月1日より
1.施設場所   :千葉県習志野市芝園3丁目2番1号
2.処理能力   :201t/日(67t/24h×3炉)
3.処理対象物  :資源ごみを除く可燃ごみ、不燃残渣、粗大ごみ、汚泥
4.余熱利用   :蒸気タービン発電(2,400kW)による本施設内への電力供給
(余剰電力は電力会社に売却)など




参考6
<高知西部環境施設組合 幡多(はた)クリーンセンターについて>
  ○稼働開始 平成14年12月1日より
1.施設場所   :高知県中村市上ノ土居1544番地
2.処理能力   :140t/日(70t/24h×2炉)
3.処理対象物  :資源ごみを除く可燃ごみ、不燃ごみ、粗大ごみ、汚泥、フロン
4.余熱利用   :蒸気タービン発電(1,800kW)による本施設内への電力供給
(余剰電力は電力会社に売却)など


お問い合わせ先  新日鉄エンジニアリング(株)広報室 TEL03-3275-6030


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