今後のスポーツ支援について

2002/11/29

 新日本製鐵株式会社(社長:千速 晃)は、平成12年秋以降、競技スポーツのトップレベルに位置づけられている企業スポーツの今後のあり方に関する方針として、「所有から支援へ」の転換を図り、従来型の単独企業チームを所有しないことおよび地域と密着した新たな活動形態である「広域チーム」構想の実現可能性について検討してきました。
 既にご承知のとおり、競技団体や地元をはじめ多くの方々の理解と協力を得て、堺バレーボール部は、平成12年12月に株式会社ブレイザーズスポーツクラブ(チーム名「堺ブレイザーズ」)に、また釜石ラグビー部についても、平成13年4月に「釜石シーウェイブス」に各々衣替えを図り、地域に根差した より強いチームを目指して活動を展開しております。

 硬式野球についても、(財)日本野球連盟が21世紀における社会人野球チームのモデルケースの1つとして「複合企業型チーム」を提案しておりますが、これは当社の広域チームと同様のコンセプトであり、新たな活動形態に対する理解と協力が得られてきていると受け止めています。
硬式野球4チームに関して、上記方針に則りこれまで2年間検討を進めてまいりましたが、今般、次の取り扱いとすることにいたしました。
 名古屋・君津両製鉄所地区においては、地元の企業等と選手の雇用も含め地域一体となって新チームを支援・構成してまいります。チームの名称、運営体制ならびに後援会組織との関わり等については、詳細検討を行ったうえで、平成15年のシーズンから新たな広域チームとして再出発したいと考えております。
 八幡・広畑両製鉄所の野球部については、伝統ある強豪チームとして長年にわたり活動してまいりましたが、活動の停止または通常の同好会的活動に移行いたします。なお、具体的な時期は、来年の都市対抗野球終了時点までとし、当該チーム毎に判断いたします。

 当社としては、「広域チーム」という新たな形態で活動するチームに対して、選手の雇用・練習場等のインフラ提供・活動経費援助等を、他の企業や団体等とともに積極的に支援し、地域との共生を目指した強いチームづくりに貢献していきます。

以 上

本件についてのお問い合わせ先:秘書部広報センター(長井)TEL 03-3275-5115


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