上下水処理施設操業メンテナンス会社「(株)日鉄ウォーター」を設立

2002/10/28

新日本製鐵株式会社は、環境エンジニアリング株式会社と共同出資による自治体向けを中心とした上下水処理施設の運転管理(操業メンテナンス)を受託する新会社「(株)日鉄ウォーター」を設立致しました。
 「(株)日鉄ウォーター」は、これまで新日本製鉄(株)および環境エンジニアリング(株)が、それぞれ上下水道施設の建設や操業を通じて培ってきた設備技術、操業メンテナンス技術を集約・専門化し、今後増加する自治体からの運転管理業務の受託に本格的に取り組んで行きます。
 新日鉄の各製鉄所は9割以上ある再利用分も含めると大規模な上水道事業体や水道用水供給事業体に匹敵する用水量を管理・運用しており、運転管理に必要となる技術・ノウハウ及び実績には優れたものがあると自負しています。また、同社の発足により、上下水道事業における設備の建設から運転管理までの一貫業務遂行体制が整うこととなり、新日鉄グループ全体で、ハード供給・ソフト提供両面の事業拡大に加え、将来のPFI化・民営化にも対応できる体制が整いました。


「(株)日鉄ウォーター」概要
 社名  :株式会社 日鉄ウォーター(英文名称 NITTETSU WATER CORPORATION)
 資本金 :5,000万円(新日鉄60%・環境エンジニアリング40%)
 社長  :井上公章(新日本製鉄株式会社 環境・水ソリューション事業部 副事業部長)
 本社  :100-8071東京都千代田区大手町2-6-3 電話(代表)03-3275-6200
 事業内容:上下水処理施設(浄化槽、汚泥処理施設を含む)の運転・管理、整備保全ほか
 (設立登記:2002年10月11日)

(参考)
・マーケット状況
自治体による民間委託については現在までも工業用水や下水で実施されてきたが、最近の各自治体の維持管理費低減や施設の効率的運用などのニーズの高まりと共に、本年4月の水道法の改正(運転・施設管理、水質管理などの水道の管理に関する技術上の業務の第三者委託が制度化)により上水も含めて民間委託の導入を積極的に検討する自治体が全国的に増加してきており、運転管理受託のマーケットは急速に拡大することが予想されている。(我国の上下水道事業のうち、維持管理全体で年間2.6兆円の規模と言われている)
・新日鉄における水運用実績
全国10ヶ所の製鉄所での総用水量 約1、300万トン/日
 取水設備、貯水池、送水管、浄水設備 を保有
うち君津製鉄所 約310万トン、八幡製鉄所 約150万トン
 (東京都 460万トン、大阪市150万トン 横浜市130万トン
  上記は給水量の多い上水道事業で一日平均給水量:水道のあらまし2001(日本水道協会)より)


・環境エンジニアリング株式会社概要
 社名:環境エンジニアリング株式会社
 社長:後藤英生
 売上規模:約200億円/年
 従業員数:約800名
 本社:101-0031 東京都千代田区東神田1-9-8 電話(代表)03-3862-1611
 事業内容:各種水処理設備・水処理薬品をはじめ、環境全般のアセスメント、環境土木、環境浄化・再生等を対象とする環境ソリューションを提供する新日本製鐵(株)グループを代表する環境事業分野の総合エンジニアリング会社。新日本製鐵(株)君津・八幡・大分各製鐵所構内の水道運転・整備、産業廃棄物処理、土木・建築・保線・水道工事等をはじめ、水処理エンジニアリングおよび土壌浄化事業等を全国展開している。



【お問い合わせ先】
新日鉄エンジニアリング(株)広報室 TEL03-3275-6030


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