新日鉄、アルセロール、タタ製鉄による自動車鋼板技術協力契約の締結

2002/04/11

Photo courtesy:Arcelor

 新日本製鐵株式会社(社長:千速 晃)、アルセロール(本社:ルクセンブルグ市)およびタタ製鉄(本社:インド・ムンバイ市)の3社は、昨日、「自動車鋼板技術協力契約」を締結し、インドの自動車用鋼板市場のニーズに応えるための技術面での協力を共同で行うことと致しました。本契約は、インドの自動車メーカーに対して効果的な鋼材ソリューションを提供すると同時に、3社それぞれの効率およびパフォーマンスを向上させることを狙いとしたものであります。

 世界の自動車産業への鋼材供給において技術的蓄積を有する新日鉄およびアルセロールは、タタ製鉄が現在積極的に推進しつつある、インドの自動車メーカーからの要求を満たすための活動に関して技術支援を行います。本協力の一環として、新日鉄とタタ製鉄は、本年2月15日にタタ製鉄による自動車用冷延鋼板の製造に関し新日鉄が技術支援を行うことを内容とする技術協力契約を締結しております。また、アルセロールとタタ製鉄は、インドの自動車産業向け溶融亜鉛メッキ鋼板に関する技術的要件の検討に加え、タタ製鉄による自動車用溶融亜鉛メッキ鋼板の製造に関しアルセロールが技術支援を行うことの検討を開始しました。

 今後、3社は、インドの自動車メーカーからの技術面での具体的な要求を満たすための共同活動に取り組みます。検討するテーマとしては、安全、環境ならびに鋼材の軽量化の観点から、自動車メーカーによる高張力鋼や表面処理鋼板の使用拡大に必要となる技術面での共同活動が含まれます。

 3社は、「自動車鋼板技術協力契約」が、効果的な鋼材ソリューションの提供を通じ、インドの自動車メーカーが最新の技術を享受し競争力を強化することに貢献するものと確信しております。3社は、今回の協力が、インドで活動する自動車メーカーに大きなメリットをもたらし、全世界でのグローバルな事業活動の追求に資するものと期待しております。

連絡先 新日本製鐵株式会社 秘書部広報センター 中井 03-3275-5022


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