鋼橋3次元自動計測/仮組シミュレーションシステムpbfantom(ピービーファントム)を販売開始

2002/02/14

新日本製鐵株式会社(社長 千速 晃)鉄構海洋事業部(取締役 同事業部長 太田 英美)は、同社開発の3次元プロダクトモデルデータベースによる鋼橋の自動計測/仮組シミュレーションシステムpbfantomの販売契約を(株)CRCソリューションズ(略称:CRC 社長 麻生 耕造)と締結し、販売を開始しました。

今回販売のシステムは、当社が鋼橋製作一貫情報システムとして開発し、自社工場で現在運用中の3次元プロダクトモデルシステムproBridgeからその一部である自動計測と仮組シミュレーションシステムをpbfantomとして販売用に整備したものです。3次元プロダクトモデルシステムproBridgeは、建設CALSをにらみ、当社がデータベースを基に、設計から製作までを全て3次元のプロダクトモデルにより独自に開発した鋼橋製作一貫情報システムです。これにより、製作から仮組までのコストを大幅に削減することが可能になります。

pbfantomは、モデル入力、自動計測、仮組シミュレーションの3システムから構成されています。モデル入力システムはWindowsの特徴を活かした対話型の画面構成になっており、マニュアルレスで入力でき、入力した3次元形状をその場で視覚的に確認できます。自動計測システムは、オフセット計測により計測ターゲット数を減少させるとともに、計測システムがコンパクトで移動可能なため計測専用のスペースが不要です。これにより、一日に6~8主桁ブロックの計測が可能となります。仮組シミュレーションシステムは、自動計測システムから直接、計測データを読み込みパソコン上で仮組シミュレーションを行うため、仮組み立てによるコストの大幅削減が可能となります。

当社は、同システムの販売・保守契約をCRCと締結し、年間20システムの販売を計画しています。

<動作環境およびシステム構成>
モデル入力システム・仮組シミュレーションシステム
OS:Windows2000/XP
CPU:PentiumIII以上
RAM:128MB以上
HDD:1GB以上の空き容量
自動計測システム
画像処理装置PIP-2002(横河エム・エー・ティー製)
計測機 MET2NV(ソキア製)
<価格>システム一式  2500万円(税別)

<参考>
(株)CRCソリューションズの概要
 社長 麻生耕造
 本社所在地 東京都江東区南砂2-7-5
売上高 平成12年度 461億円(連結)
 従業員数 1070名



お問い合わせ先
新日鉄エンジニアリング(株)広報室 TEL03-3275-6030

(株)CRCソリューションズ 建設システム事業部
建設技術部
今野吉海 TEL03-5634-5830


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