POSCO向け焼結機用排ガス処理設備受注

2001/09/25

新日本製鐵株式会社
日商岩井株式会社
 
 新日本製鐵株式会社(社長 千速晃)エネルギーエンジニアリング事業部と、日商岩井株式会社(社長 安武史郎氏)は、韓国の浦項総合製鐵株式会社(会長 劉常夫氏、ユ・サンプ)から浦項製鐵所No3,4焼結機用排ガス処理設備を受注しました。
今回の案件は、韓国の斗山(トサン)重工業株式会社(会長 朴容晟氏,パク・ヨウセイ)との共同受注で、当社は、全体のエンジニアリングと主要設備を納入し、斗山重工業が韓国内製品の納入と据付工事を行います。
 今回受注したプロジェクトは、一基当たり毎時135万立方メートルの排ガスを処理することができる設備を二基設置する計画です。(設備の稼動は2004年5月を予定しています。)

 当設備は、製鉄用の焼結機(粉鉱石を焼き固める設備)から発生する排ガスからNOx(窒素酸化物)、SOx(硫黄酸化物)、ダスト等を同時に除去する設備で、排ガス清浄方法は、住友重機械工業(社長 日納義郎)が開発し、当社/名古屋製鐵所の焼結機用排ガス処理設備に導入している移動層式活性炭による乾式方式を採用しております。
 当設備は、同時に多くの有害成分を除去することができる為、設備がコンパクトになります。また、有害物質を吸着した活性炭は、再生塔に送られ、高温処理した後、冷却、再生利用できるのが特徴です。
 浦項総合製鐵株式会社は、環境改善に力を入れており、今回の焼結機用排ガス処理設備の導入はその一環として位置づけられ、当社/名古屋製鐵所での実績が評価され今回の受注にいたりました。

<参考>
斗山重工業(旧 韓国重工業)の概要
・本社所在地:韓国 慶尚南道 昌原市 貴谷洞555番地
・売上高:約2兆4000億ウオン、
・社員数:6330人 

お問い合わせ先:
新日鉄エンジニアリング(株)広報室 TEL 03-3275-6030
日商岩井(株)広報室 山口 TEL 03-5520-2407
     


   


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