勇払LNGプラント建設工事の受注について

2001/01/15

平成13年1月15日
新日本製鐵株式会社

勇払LNGプラント建設工事の受注について
この度、新日本製鐵株式会社(代表取締役社長 千速 晃)は、石油資源開発(株)より、国内初の天然ガス液化設備をフルターンキーで受注しました。本プラントは、苫小牧の勇払油・ガス田から約200km離れた旭川ガス(株)にLNGを供給するために建設するもので、勇払ガス田で生産される国産天然ガスを約―165℃程度まで冷却しLNG(液化天然ガス)を製造するものです。 天然ガスからLNGを製造するプロセスは米国エアプロダクツ&ケミカル社の窒素リサイクルプロセス法を採用しています。

<受注内容>
基本設計、詳細設計、調達、製作、据付、試験・検査、試運転及び運転指導・教育のすべてを含むフルターンキープロジェクト

<主要設備>
1)原料ガス前処理設備
2)天然ガス液化設備(液化能力:150t/日を1系列)
3)LNG貯蔵設備
4)LNG出荷設備
5)BOG(ボイルオフガス)処理設備
6)その他付帯設備


<プラント建設予定地> 北海道苫小牧市沼ノ端148番地12

<工期>H13 詳細設計、 H14.1月 着工、 H15.9月 竣工
本プラントは、国内初のLNG製造設備であるとともに、供給先が公益事業である都市ガス事業者であること、需要の季節変動に追随した操業(低負荷運転あるいは運転/停止の繰り返し等)等、プラントの極めて高い安定性・信頼性の確保が求められておりますが、新日鐵のこれまでのエンジニアリング事業におけるLNG・天然ガス関連プラントの建設実績と技術力が評価されて、今回の受注に至ったものです。

当社エネルギーエンジニアリング事業分野では、天然ガスの生産設備、パイプラインの建設のみならず、LNG受払基地建設においても多数の実績を有しております。今回LNGの液化プラントを手がけることで、上流工程であるLNGの製造から、出荷・輸送・受入・ガス化に渡るLNG設備全般におけるエンジニアリング技術を提供出来る体制を構築しました。今後も環境に対する負荷の少ない天然ガス関連設備の営業に重点的に取り組む方針です。


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本件に関するお問い合わせ先
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新日鉄エンジニアリング(株)広報室TEL:03-3275-6030
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