ビール・発泡酒分野でのスチール缶新規採用について
2001/02/20
平成13年2月20日 新日本製鐵株式會社 |
ビール・発泡酒分野でのスチール缶新規採用について |
現在、日本の飲料缶市場の55%はスチール缶が占めておりますが、ビール・発泡酒用の缶に限って言えば99%以上がアルミ缶となっております。新日本製鐵株式會社(社長:千速 晃)はこの分野でのスチール缶への理解を広め、容器選択の可能性を拡げていただくべく、各方面へ働きかけを続けて参りました。 世界的な環境保護の世論の高まりの中、スチール缶は、他素材製の容器に比べてリサイクル率が高く、製造時のエネルギー消費や炭酸ガスの発生が少ない「環境に優しい容器」として世界的に再認識されはじめています。加えて、中身を保護するという容器本来の役割としての強度に優れたスチール缶は、内圧の高いビール・発泡酒用の容器として優位であり、さらにコスト・意匠性・内容物適性等の要素についてもスチール缶が優れる場合があります。 こうした取り組みの結果、下表にありますように各地でご評価いただき、採用地域が広がりつつありますが、当社では一段の拡大に向けた方策を模索しております。そうした中で、今回、アサヒビール株式会社殿に新規のご採用をいただきました。 アサヒビール殿は2月21日に発泡酒『アサヒ本生』を全国で発売されますが、九州・北海道地区で販売される同製品(缶)には、全て新日本製鐵製の鋼板を使用したスチール缶(350ml、500ml)が採用されることとなりました。 (製缶は東洋製罐株式会社殿) アサヒビール殿の戦略的商品である「アサヒ本生」での採用が決まったことで、スチール缶の新しい可能性が広く知られ、ビール及び発泡酒分野での採用拡大に向けて弾みがつくことを当社では期待しております。 (新日鐵材使用スチール缶ビール販売地域) 基本的には各社のメインブランドのみ(キリンはラガー・一番絞り・淡麗、サッポロはブロイも)
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