新日鐵、米国IT社及び栗田工業と土壌・地下水浄化事業において業務提携を締結、本格参入へ

2001/03/28

平成13年3月28日
新日本製鐵株式會社

新日鐵、米国IT社及び栗田工業と土壌・地下水浄化事業において
業務提携を締結、本格参入へ

この度、新日本製鐵株式会社(社長 千速 晃)環境・水道事業部は、米国IT社及び栗田工業との間で土壌・地下水浄化事業における業務提携契約を締結いたしました。

 本業務提携は、昨年来交渉を進めてきましたが、日本国内における新日鐵の営業力、技術力と、世界各地でのIT社の浄化実績、先進技術、さらにIT社と技術提携している栗田工業の適用化ノウハウとをお互いに組合せかつ補完しあい、三社が共同して事業の拡大を目指すことで、このほど意見の一致をみたものです。

新日鐵は(社)土壌環境センターの創立にも参画するなど、かねてより本事業分野の成長性に着目しており、揮発性有機化合物(VOC)、重金属、油といった汚染物質への対応技術として電気浸透法、熱脱着分解法、揚水曝気法等の実用化を図ってきました。
 今回二社との業務提携によって、生物的分解法、紫外線光分解法、原位置オゾン酸化法などの先進的技術をメニューに加えることになり、前記汚染物質に加えPCB、ダイオキシン等を含むほとんどの汚染に対応できることになります。

IT社は、従業員 約8,000名、売上高 約1,600億円(99年)を数える環境関連企業で、土壌・地下水浄化分野では世界最大の実績を誇り、米国(シェア2割)は勿論、欧州、アジア、豪州など、グローバルに事業を展開しております。
傘下に分析会社、土地履歴調査会社、修復工事会社、土地売買会社等を率い、土壌・地下水浄化に関するトータルな事業・エンジニアリングのノウハウを有しており、近年、大きく業績を伸ばしています。
 浄化・修復施工技術においても先進的な技術を多数保有しており、本業界におけるトップクラスの技術力を持っています。
 また、栗田工業は、約10年前から土壌・地下水浄化事業に参入している日本における先駆け企業であります。
 新日鐵は、これら2社と協業することにより、幅広い情報力と先進技術、豊富な施工実績を有する連合体の形成を行い、土地取引及び再開発等に絡む汚染調査、浄化工事を主たるターゲットに、土壌・地下水浄化事業分野でのリーディングカンパニーを目指します。

なお、新日鐵はエンジニアリング事業本部環境・水道事業部内に土壌・地下水浄化事業を担当する「土壌環境グループ」を発足させ、またグループ企業とも連携を深めるなど、汚染調査から浄化提案、浄化工事まで一貫して取り組める体制を整えました。また、さらなる技術メニューの拡充を目指し新技術の研究開発にも今後積極的に取り組みます。


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本件に関するお問い合わせ先
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新日鉄エンジニアリング(株)広報室 TEL:03-3275-6030
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